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巨人・菅野 1199日ぶり完封!5連勝導くリーグトップタイ9勝

スポニチアネックス / 2024年7月29日 5時33分

<D・巨>9勝目を完封で飾った菅野はガッツポーズ(撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人6―0DeNA(2024年7月28日 横浜)

 苦しい時こそ、しっかり腕を振る。マウンドに立つ者の使命を胸に、志願した9回。巨人・菅野は気力を振り絞った。「最後、気持ちだけは負けないように」。無死一塁で迎えた牧との対戦では、108球目にこの日最速タイの150キロをマーク。7安打も得点を許さず、21年4月16日のDeNA戦以来1199日ぶりの完封勝利を挙げた。

 「楽なマウンドなんてない。きつい時にどう投げられるかが大事」。その土台をつくったのは東海大相模時代。投球練習はいつも、全てのメニューが終わった後だった。「体が疲れている時にどう投げたらいいかを覚えた」。トレーニング法やデータ分析が進化し、効率化が叫ばれる時代。それでも勝敗を分ける場面では「古いと言われるかもしれないけど、やっぱり根性も大事だと思う」と言う。最終回に球速が落ちなかったのも、高校時代の鍛錬が生きている。

 真夏の横浜スタジアム。母校が同じグラウンドで24日、横浜高を下し聖地への切符をつかんだ。しっかりチェックし「最後まで諦めない気持ちとか、改めて高校生から学ぶ部分がある」と刺激にした。試合開始の午後6時を過ぎても30度を超える酷暑の中で、今季最多117球の熱投。連投が続いていた中継ぎ陣も休ませる活躍に阿部監督も「素晴らしい内容でナイスピッチングだった」と称えた。

 リーグトップタイの9勝目は通算130勝の節目の勝利。現役最多の完封数は22に伸ばし、桑田2軍監督の21を超えた。今季3度目の5連勝で貯金は最多の11。2位・広島とのゲーム差を3に広げ、独走態勢に入りつつある。「まだまだ戦いは半ば。これに満足することなく、また次の一勝を目指してしっかり準備して頑張る」。勝負どころの後半戦、苦しい時に頼れる大黒柱・菅野がいる。(小野寺 大)

 ≪桑田超え22度目≫菅野(巨)が今季初完封勝利。菅野の完封勝利は21年4月16日DeNA戦以来3年ぶり。通算では22度目で現役最多記録を更新した。また、巨人の通算最多完封はスタルヒンの62度だが、菅野は桑田真澄の21度を抜き単独12位に浮上した。

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