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五輪のブラジルはこれまでとは違う 荒木絵里香氏がバレー女子に送る提言

スポニチアネックス / 2024年7月29日 11時31分

得点を決め喜ぶ石川(右から2人目)ら日本の選手(ロイター)

 ◇パリ五輪第3日 バレーボール女子1次リーグB組  日本1ー3ポーランド(2024年7月28日 パリ南アリーナ)

 女子1次リーグが28日に行われ、3位に入った12年ロンドン大会以来12年ぶりのメダルを狙う世界ランク7位の日本は初戦で同4位のポーランドに1―3で敗れた。第1セットを先取したものの、第2セット以降は相手の高さに苦しみ3セット連続で失った。前日の男子に続く黒星発進。第2戦は8月1日にブラジルと対戦する。初戦を終えたバレー女子を荒木絵里香氏が解説した。

 ◆ ◆ ◆

 日本は多くの選手がコートに立って、皆いい仕事をしていた。途中から入った和田は第3セットだけで8得点して雰囲気を変えたし、古賀は第4セットに連続得点を決めるなど凄みを感じた。それだけに勝ちに結びつけたかった。

 エースのスティシャクに決められるのは想定していたと思う。勝てなかった要因の一つはサーブで攻めきれなかったこと。セッターへ正確に返されるとミドルブロッカーに速攻で決められてしまう。もっと相手レシーブを崩したかった。ターゲットを決めてサーブしているが、相手もそれを読んでリベロが位置を変えてレシーブに入る。紙一重の戦いの中で、相手を上回るサーブを打っていかないといけない。

 つないだボールを返せなかったり、ネットタッチなどもったいないプレーもいくつかあった。ミスをなくすことで勝利に近づくと思う。次戦のブラジルも強い。ネーションズリーグで勝っているが、五輪のブラジルはこれまでと違うブラジルになる。スタートから全員で精度の高いプレーをしてほしい。 (元日本代表主将、トヨタ車体クインシーズチームコーディネーター)

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