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ド軍指揮官 自己最多更新27盗塁の大谷を称賛「彼が走ると、たいてい得点に」一塁コーチとの関係も明かす

スポニチアネックス / 2024年7月29日 7時4分

<アストロズ・ドジャース>8回、ソロを放ったT・ヘルナンデスをひまわりの種で祝福する大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース6-2アストロズ(2024年7月28日 ヒューストン)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地でのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。無安打で3試合連続だったマルチ安打もストップしたが、自己最多を更新する27盗塁目を決めて勝利に貢献した。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「翔平はゲームについてしっかり勉強をして臨む選手」と大谷を称賛。そして「彼とクレイトン・マッカロー一塁ベースコーチはとても良い関係を築いており、マッカローコーチは相手投手について多くの情報を提供しています。と同時に、翔平の積極性や体調の良さがとても良いと思う」と語った。

 この日の大谷の見せ場は9回だった。5-2と3点差の中、先頭で打席に立つと四球で出塁。続くT・ヘルナンデスの打席できっちりと二盗を決めて3試合連続盗塁を達成した。その後、三塁まで進塁しヘイワードの犠飛で生還して、貴重な追加点を演出した。

 同監督は「彼が走ると、たいていはそれが得点につながる。彼はたくさんの方法で私たちの勝利に貢献してくれる。彼を見ているのは楽しいです」と笑みを交えながら称えた。

 試合はアストロズの新人右腕・アリゲッティの前に、チームは3回まで7三振を喫するスタート。2回までの5三振でバットに当たったのが大谷(中飛)だけ、という状況にネットでは「大谷以外みんな三振」などと肩を落とす一幕もあった。その大谷も3回の第2打席は空振り三振と振るわなかった。

 それでもドジャース先発のライアンが4回まで無安打投球でしのぐと、5回にアウトマンが先制ソロを放って援護し、6回にはラックスが追撃2ラン。リードを広げた。

 その後、1点差まで詰め寄られるが、8回にテオスカー・ヘルナンデスのソロ弾で2点を奪取。9回にも追加点を挙げて逃げ切った。ア・リーグ西地区首位のアストロズに27、28日と連敗していたものの、2連敗で脱出した。

 大谷はこの日は中飛、空振り三振、右飛、見逃し三振、四球で4打数無安打2三振。25日(同26日)のジャイアンツ戦以来、4試合ぶりの無安打に終わったが、武器でもある足で勝利に貢献した。

 前日27日(同28日)のアストロズ戦では、四球で出塁した8回に2021年の自己最多に並ぶ26個目の盗塁に成功。これで年間39盗塁ペースとしたが、この日の盗塁でシーズン40盗塁ペースの大台についに乗せた。

 また、年間本塁打ペースは前日までで、自己最多を記録した2021年の46本塁打を上回る48発ペースで量産中。日本選手初のトリプルスリーや、メジャー史上6人目となる40本塁打&40盗塁も視界良好となった。

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