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急な難病発症で“寝たきり状態”になった朝ドラ俳優、仕事復帰 杖をついて現場へ まひ残るも…「覚悟」

スポニチアネックス / 2024年7月29日 9時22分

小堀正博インスタグラム(masahiro619kobori)から

 俳優の小堀正博(36)が、29日までに自身のインスタグラムを更新。「ギラン・バレー症候群」を発症し4カ月半の入院を経て退院し、初の撮影に挑んだことを報告した。

 小堀はNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」「マッサン」「おちょやん」「べっぴんさん」や、テレビ朝日「科捜研の女」シリーズなど数多くの有名作品で活躍する俳優。今年3月、SNSを通じて救急搬送されたことを明かし、その後、末梢神経に障害が生じて力が入らない、しびれるなどの症状を起こす難病「ギラン・バレー症候群」と診断されたと告白。入院し、一時は「明日来たら瞬きさえ出来なくなっているかもしれないから覚悟して」と家族に告げられる状態となっていた。だが、小堀は懸命にリハビリに臨み、4カ月半の入院を経て、今月27日に退院していた。

 28日に「今日は退院後初の撮影。とても気を遣って頂いて、全く問題なく順調に進みました。クライアント様、スタッフの皆様、本当に有難うございました」と、退院後初の撮影に挑んだことを報告した小堀。「二度と役者として仕事は出来ないだろうな、と覚悟を決めたICU時代。少しずつ身体が動くようになり体調も良くなる過程で、やっぱり役者として芝居がしたい、そう強く思うようになりました」と思いを述べた。

 だが思いとは裏腹に「まだその時は顔の麻痺も残って、うまく表情を作れない。いつ完全に身体が回復するか分からない。全身何の制限も不安もなく自由に動かせないと作品の邪魔になってしまうのではないかという申し訳なさからとてもじゃないけどオファーを頂いてもお受けする勇気が持てない。ハマる作品があっても、こちらからプッシュ出来ない。もしかしたら年単位で仕事が出来ないかもしれないと覚悟はしていました」という。

 そんな日々を経て、「しかしながら、今日その夢は叶いました」と感慨深げ。「僕の状況を知って下さった上で、最悪車椅子だとしても僕に出来る範囲でと出演の機会を頂くことが出来ました」と明かした。

 「正式に出演が決まった日、病院で泣きました。何としても撮影日までに回復させる、車椅子でなく杖で歩いて現場に行く、そう決めて更にリハビリのギアを上げました。リハビリのスタッフの方々も僕のその思いを汲んで下さり、懸命にサポートして下さいました」と、これまでの日々を回顧。

 「そして迎えた今日。車椅子なく杖で行けました」と明かし「わざわざ自宅まで迎えまで来て頂きました。本当に何から何まで有難かったです。現場で皆様のお顔を見た時、感謝の気持ちと嬉しい気持ちと、ここまで戻って来れたという安堵の気持ちで胸がいっぱいになりました」と感謝を伝えた。

 小堀は「まだまだ全快までは時間を要しますが、またこれからも様々な作品に関われるようリハビリ頑張ります」と決意を新たに。「今日は人生で忘れられない日になりました」と感謝とともにあふれる思いを長文に込めた。

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