東京五輪で人気沸騰「9頭身モデル柔道家」ビロディド 日本の舟久保と7分激闘も反則負けでパリ終戦

＜パリ五輪　柔道＞女子57キロ級、2回戦を突破する舟久保遥香（撮影・平嶋　理子）

　◇パリ五輪第4日　柔道（2024年7月29日　シャンドマルス・アリーナ）

　女子57キロ級のダリア・ビロディド（23＝ウクライナ）が29日、2回戦で日本の舟久保遥香（25、三井住友海上）と対戦。7分間の激闘の末に敗れ2回戦で姿を消す結果となった。

　東京五輪女子48キロ級で銅メダルを獲得したビロディドが、2階級上げて挑んだパリ五輪。開始6秒一本勝ちという鮮烈な57キロ級デビューを果たし進んだ2回戦。

　日本の「寝技のスペシャリスト」舟久保を警戒して早めに技を仕掛け続けたが、徐々に体力を削られ終盤に失速。ゴールデンスコア突入から3分、指導3つ目をもらい反則負け。息が上がったビロディドは、苦しそうにうつむき一礼した。

　ビロディドは身長1メートル72のスレンダーな9頭身美人として有名で、東京五輪でウクライナ女子柔道界に初の五輪メダルをもたらした。その美貌から「美しすぎる柔道家」「美しすぎる世界女王」と日本にも多くのファンがいる「ウクライナの9頭身柔道家」の「パリ」はメダルなしに終わった。