1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

男子73キロ級・橋本壮市 準決勝進出ならず…微妙な判定に天仰ぐ 女子の舟久保に続き地元仏選手に屈する

スポニチアネックス / 2024年7月29日 20時54分

<パリ五輪 柔道>男子73キロ級、準々決勝で判定負けする橋本壮市(撮影・平嶋 理子)

 ◇パリ五輪第4日 柔道(2024年7月29日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子73キロ級の橋本壮市(32、パーク24)が29日、準々決勝で地元フランスのジョアンバンジャマン・ガバ(23)に指導3つの反則負けを喫し、金メダルへの道は閉ざされた。意地のメダル死守へ敗者復活戦に回る。

 ともに決め手に欠き迎えたゴールデンスコア。橋本が指導2つ目をもらうと、会場に地鳴りのような大歓声が巻き起こった。その後にガバにも1つ目の指導が与えられたが、6分25秒、橋本に3つ目の指導が与えられると再び場内が大歓声に包まれた。

 審判の「待て」の合図後に、ガバが何やらアピール。スタンドからも大歓声が沸く中で与えられた3つ目の指導。納得のいかない表情を一瞬見せたが、橋本は天を仰いだ後、しっかりと一礼し畳を去った。

 2度の落選を乗り越え、男子では日本柔道界歴代最年長となる32歳で迎えた初の五輪。「年齢的な部分は、そんなに意識していない。しっかり金メダル獲らないと名は残らないと思うので、金メダルを獲って史上最年長の記録を達成したいと思う」と意気込んで乗り込んだパリだった。

 得意の左の袖釣り込み腰「橋本スペシャル」で開始早々に技ありを奪い最高の形で初戦を突破したが、準々決勝では地元の大歓声を受けた23歳・ガバの勢いに屈した。女子57キロ級の舟久保と同じく完全アウェーの中で敗れ、夢であり目標だった金メダル獲得への道は閉ざされた。しかし、ここまで数多くの苦難を乗り越えてきた32歳は、メダル獲得まで前を向く。

 ◇橋本壮市(はしもと・そういち)1991年(平3)8月23日生まれ、静岡県出身の32歳。神奈川・東海大相模高、東海大を経て14年4月からパーク24所属。6歳の時に地元の育誠館で柔道を始める。中学から親元を離れ東海大相模へ。81キロ級だった高3のインターハイで優勝。大学時代に73キロ級に階級を下げ、社会人2年目の15年選抜体重別選手権で秋本啓之、大野将平と2人の世界王者を破り初優勝。16年から国際大会でも勝ち始め、初出場だった17年世界選手権を制覇。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください