パリ五輪柔道で続く“微妙判定”にネット賛否「モヤモヤする」「仏びいき酷い」「海外は勝ち切らないと」

＜パリ五輪　柔道＞男子73キロ級、準々決勝で判定負けする橋本壮市（撮影・平嶋　理子）

　◇パリ五輪第4日　柔道（2024年7月29日　シャンドマルス・アリーナ）

　男子73キロ級の橋本壮市（32、パーク24）が29日、準々決勝で地元フランスのジョアンバンジャマン・ガバ（23）に指導3つの反則負けを喫し、金メダルへの道は閉ざされた。意地のメダル死守へ敗者復活戦に回る。

　地元選手との対戦。完全アウェーの中、ともに決め手に欠き、投げを警戒し組手を切る消耗戦となった一戦は、ガバが指導1に対して橋本に指導3が与えられ6分25秒反則負けで終わった。

　割れんばかりの大歓声が地元のガバに降り注ぐ中、橋本は天を仰ぎしっかりと一礼。日本柔道男子歴代最年長の32歳の金メダルへの挑戦は終わった。

　パリ五輪での柔道競技開始3日間で日本選手の試合でだけでも永山が準決勝で敗れた際の「待て」のコールの後に6秒間締め技を解かなかったことに対するジャッジや、女子の角田の準決勝で相手選手が指導3つ目の判定に不満をあらわにし審判に詰め寄るシーン、そして今回の橋本の敗戦など“不可解ジャッジ”“微妙判定”などが話題となっている。

　橋本の試合後には、ネッ上で「審判よフランスに忖度か？見てる限りでは分からない」「日本選手の試合だけでなく仏びいき酷い」「判定基準が柔道ってよく分からん」「微妙な判定多いな」「明らかにフランス選手への指導が少ない」「橋本選手との差が分からない」「モヤモヤするな」「素人には指導の基準が分かりにくいな」「今大会は柔道の審判は明らかにフランスに有利なような判定ばかり」などのコメントが寄せられた。一方で「橋本さん後手後手だったから負けは仕方ない」「どのスポーツでもあるホームタウンディシジョンなのである意味仕方ない」「海外での試合は一本や技ありで勝ち切らないと」などの意見もあった。