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三菱重工East ルーキー中前がV打 犠打失敗で追い込まれ「自分で取り返すしかない」指揮官は苦笑い

スポニチアネックス / 2024年7月30日 5時12分

<三菱重工East・東京ガス>5回、矢野のスクイズで生還し、チームメートに迎えられる三菱重工East・中前(左)(撮影・木村 揚輔)

 ◇第95回都市対抗野球第11日準決勝 三菱重工East4―1東京ガス(2024年7月29日 東京D)

 準決勝2試合が行われ、JR東日本東北(仙台市)は8―4で西濃運輸(大垣市)を下した。今大会3試合目の先発となった補強選手の小島康明投手(TDK=32)が、6回2失点と好投。三菱重工East(横浜市)は、新人の中前祐也内野手(22)が決勝打を放ち、4―1で東京ガス(東京都)を退けた。両チームとも初の決勝進出。初優勝を懸けての頂上決戦となった。

 ルーキー中前は開き直った。0―0の5回無死一、二塁。この時点で打率・182の8番打者に、ベンチは初球から犠打を命じた。だが、初球が見逃しで、2球目はファウル。瞬く間にカウント0―2と追い込まれた。

 「自分で取り返すしかない。次は三振を取るフォークと思って打ちにいきました」

 東京ガスのエース・臼井の決め球を狙い通りに捉えると、右越えの適時二塁打となった。4試合目での今大会初打点。佐伯功監督も「あまり褒められるプレーではないけど、都市対抗なのでOK」と苦笑いで振り返った。

 昨季は中大の主将として激戦の東都大学リーグを戦い抜いた。迎えたドラフト会議。同期の西舘が巨人、石田裕がDeNAから指名される中、中前ら野手3人は指名漏れした。「年の近い先輩がプロで活躍されている。また一緒にやりたいと思っているので、社会人でいい結果を出して、プロでという気持ちはあります」。3学年上のDeNA・牧、1学年上の阪神・森下のステージに近づくには、目の前の試合で結果を残し続けるしかない。

 チームは初の決勝進出。「みんながつないでここまで来られたので、決勝も思い切り躍動したい」。大一番でも新人らしく怖いもの知らずのプレーを貫く。 (伊藤 幸男)

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