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広島・大瀬良 新球スプリット投入へ 球宴で中日・高橋宏から教わった武器備え「いいパフォーマンスを」

スポニチアネックス / 2024年7月30日 5時48分

広島・大瀬良

 広島・大瀬良大地投手(33)が29日にマツダスタジアムの投手指名練習に参加し、後半戦最初の登板を予定する8月1日DeNA戦(マツダ)から新球を導入する考えを明かした。5年ぶりに出場した今夏オールスターで中日・高橋宏からスプリットを教わり、24日の第2戦で試投。1970年の村山実(0・980=阪神)以来の防御率0点台へ向けて新たな武器を備えた。

 大瀬良は自らの“後半戦開幕”を前に決意を新たにした。

 「チームとしても大事な試合になってきますけど、変わらずやっていければ。プレッシャーがかかる場面でも、これまでと同じようなメンタリティーで、いいパフォーマンスを出せば、前半のような結果がついてきてくれると信じている」

 前半戦は得意のカットボールをはじめ、シュート、カーブなどの変化球を有効に使って15試合で4勝1敗、リーグトップの防御率0・82を残した。6月7日のロッテ戦では11年目で初めてノーヒットノーランを達成。さらなる高みへ、5年ぶりに出場した球宴でも貪欲だった。

 「他球団の選手と話をできたりして、いい時間になった。中日の高橋宏斗君にはスプリットの握りを聞いた。落ち球を誰かに聞きたいなと思っていて、近くにいたのが高橋宏斗君だったので。“どうやって持って投げているの?”と話を聞いて、そのまま球宴でちょっと投げて(球は)動いてはくれた」

 お祭りの雰囲気を楽しんだだけでなく、12歳年下からも謙虚に学んだ。神宮球場を舞台に大乱打戦だった24日の第2戦で試投。打者3人を計9球で抑え、登板した全セ8投手で唯一の無失点で終えた。高橋宏のスプリットは140キロ台中盤で鋭く落ちるのが特徴。「練習して、使えそうなら使いたい」とさっそく先発予定の8月1日DeNA戦から持ち球に加えた。

 前半戦は援護に恵まれず抜群の投球内容ほどには白星が伸びなかった一方、登板日にチームは11勝2敗2分けで“貯金9”をつくった。「自分の勝ち星も増えればいいなと思いますけど、頑張ってきたことが報われるのは、チームが勝ってくれること。勝ってハイタッチをする瞬間が楽しいし、うれしい。それが去年、一昨年にはなかったものなので、非常に充実した気持ちでいる」。求めるのは6年ぶり優勝の栄冠。新たな武器を携え、正念場の真夏の戦いを見据えた。(長谷川 凡記)

 ≪高橋宏は今季30・3%がスプリット≫高橋宏(中)は今季の1256球中、30・3%にあたる381球がスプリット。球種別では直球の628球(50・0%)に次いで2番目に多く、今季の80奪三振のうち42個(52・5%)を奪う決め球。昨季の自己最多145奪三振でも92個(63・4%)をスプリットで奪っている。

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