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創成館が2年連続4度目の夏出場 最速143キロ右腕・村田が2安打完封「出来すぎている」

スポニチアネックス / 2024年7月30日 5時1分

<創成館・清峰>連覇を決め喜びを爆発させる創成館ナイン(撮影・杉浦 友樹)

 ◇第106回全国高校野球 長崎大会決勝 創成館4―0清峰(2024年7月29日 長崎県営)

 長崎大会は29日、決勝が行われ、創成館が清峰を4―0で破り、2年連続4度目の出場を決めた。最速143キロ右腕の村田昊徽(ごうき=3年)が2安打完封し、同校初の夏連覇に貢献した。

 長崎の青空に力強くNo・1と右手の指を掲げた。得意のスライダーで最後の打者を二飛に抑え、創成館・村田の132球の熱投が完結。エースは今大会で計26回2/3を投げて自責点1、防御率0・34とチームを引っ張り「出来すぎている」と最高の笑顔を見せた。

 序盤から直球とカーブで緩急をつけた投球を披露。初回1死からの5者連続など9三振を奪い、わずか2安打で完封した。「しっかり腕が振れていた」と胸を張った。

 昨夏の甲子園では背番号18をつけ、2回戦の星稜戦では2番手で登板。2回1失点で勝利に貢献したが、新チームになってからは練習試合で簡単に長打を打たれるなど結果を出せなかった。「バッターと対戦できていなかった」。稙田龍生監督からは「そんなんじゃエースナンバーはあげられないぞ」とハッパをかけられた。「夏は1番をつけたい」とブルペン投球では打者に立ってもらい、際どいコースでストライクが取れるようにとひたすら腕を振った。今夏に初めて1番をつかみ、マウンドで躍動した。

 チームは県大会で昨秋は2回戦、今春は準決勝でいずれも1点差で敗れた。「1点への執着をみんな持っていた」と村田。1点が勝敗を分けることを痛感したナインは決勝で7犠打に成功。得点したイニングは全て犠打を決め、指揮官は「最高のゲームができた」と称えた。

 夏は過去3度の出場で15、23年に1勝ずつしている。さらなる高みを目指す村田は「去年は先輩たちに引っ張ってもらった。今年は自分がやってやろうという気持ち」と強い覚悟で聖地に乗り込む。 (杉浦 友樹)

 ◇村田 昊徽(むらた・ごうき)2006年(平18)6月22日生まれ、福岡県出身の18歳。小4時に長尾ファイターズで野球を始める。中学では糸島ボーイズに所属。創成館では2年夏からベンチ入り。1メートル74、70キロ。右投げ右打ち。

 ≪南が完投も実らず≫清峰はノーシードから勝ち上がってきたが、08年以来の優勝はならなかった。1回戦から一人で投げてきたエースの南和紀(3年)は自己最速の145キロを記録した直球を武器に9回4失点(自責2)で完投。今夏は計741球の熱投だった。入江文和監督は「疲れがある中、ストライク先行で投げてくれた。初戦に勝ってどんどん自信をつけたと思う」とねぎらった。

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