立岩陽一郎氏 2大会ぶり金の男子体操 エース・橋本大輝の振る舞いに感動「ああいうのは凄いですよね」

フジテレビ

　ジャーナリストの立岩陽一郎氏が30日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。パリ五輪で、16年リオデジャネイロ大会以来となる金メダルを獲得した体操男子団体の橋本大輝（セントラルスポーツ）の振る舞いに言及した。

　体操ニッポンは男子団体総合で2大会ぶりに金メダルを奪回。平行棒を終えて中国に3・267点差の2位で運命の最終種目・鉄棒へ。中国の2人目が2度落下するという波乱が起きた後、予選で大きなミスがあった橋本が好演技を披露し、奇跡の大逆転劇を呼んだ。

　立岩氏は「僕が一番感動したのは、終わってから中国の選手の演技の前に、観衆に声援を止めるように言った」と指摘。これは橋本が着地を決め、会場が大歓声に包まれる中での橋本の行動のこと。

　中国選手の演技が残されていたこともあり、橋本は人差し指を口元にあて、静かにするように求め、両腕で歓声を抑えるポーズも見せ、そのスポーツマンシップが反響を呼んだ。

　立岩氏は「ああいうのは凄いですよね、トップアスリートの見識。感動しました」と称賛。解説の体操男子の04年アテネ五輪団体総合金メダリスト、塚原直也氏も「（競技中は）相当興奮しているので、そこまで頭が回らないんですけど、そこもしっかり、ちゃんと自分をコントロールした」とした。

　MCの谷原章介も「体操も美しかったですけど、立ち振る舞いも本当に美しかったってことですね」と話すと、立岩氏は「本当に素晴らしい」と絶賛した。