スマイリーキクチ、パリ五輪で敗れた選手へのバッシングに苦言「無責任な群衆は批判する資格なんてない」

スマイリーキクチ

　タレント・スマイリーキクチ（52）が30日までに自身のX（旧ツイッター）を更新。パリ五輪で結果を残せなかった選手へ中傷を浴びせるユーザーに苦言を呈した。

　キクチは「オリンピックで負けた選手に対し、ネット上で酷い言葉を投稿している人達がいる。SNSは人と交流するツールであって不平不満のはけ口じゃない。命をかけて日の丸を背負い勝負に挑んだ勇者に無責任な群衆は批判する資格なんてない。寄ってたかってひとりを叩く、SNSは烏合の衆の見苦しさが際立つ」と苦言を呈す。

　また、パリ五輪女子20キロ競歩代表の柳井綾音（立命大）が出場を辞退したが、Xで声明を発表。辞退理由は「男女混合リレーに専念するため」としたが、批判コメントが多く寄せられたとし「たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました。試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と悲痛な叫びを上げた。

　この投稿を受け、キクチは「悪口や文句で傷つく人はSNSは向いてないんじゃない、悪口や文句を書き込む人間がSNSは向いていないんです。世の中には人の足を引っ張る人間がいます、でも苦しんで倒れそうになったとき手を引っ張ってくれる人間もいます」とエールを送り「相手に対してどの言葉を使うか、身体どの部分を引っ張るか、全てブーメラン」とした。