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男子体操団体2大会ぶり金 池谷幸雄氏「こんな大逆転あんまり見たことがない」 “奇跡”起きたワケ

スポニチアネックス / 2024年7月30日 18時22分

池谷幸雄

 元体操日本代表の五輪メダリストでタレントの池谷幸雄(53)が30日、テレビ朝日系「スーパーJチャンネル」(月~金曜後4・48)に生出演し、パリ五輪で金メダルを獲得したの体操男子団体総合について解説した。

 橋本大輝(セントラルスポーツ)、萱和磨(同)、谷川航(同)、杉野正尭(徳洲会)、岡慎之助(同)の日本が259・594点で、16年リオデジャネイロ五輪以来となる金メダルを獲得。最強ライバルの中国を破った。

 2種目目のあん馬では、エース橋本がまさかの落下で減点に。つり輪を得意とする中国が点差を広げる中、日本は前半3種目で5位に後退した。最終種目の鉄棒を残し、3・267点という絶望的な点差ながら、中国の2人目の蘇イトクが2度落下するミスもあり大逆転。最後は橋本が好演技を披露してミスを挽回した。

 池谷氏は「こんな大逆転はあんまり見たことがない」と振り返った。5種目終了時点での3・267点差も「普通にやれば絶対に順位は変わらないですね。多少の失敗があっても変わらない。3点というのはそれくらい大きいから」とした。また「5種目目で3点(差)というのは、僕もあきらめてましたから」と、本音を口にした。

 そんな大逆転が実際に起きたポイントは、2つあったという。まずは中国へのプレッシャー。鉄棒1人目の杉野について「スペシャリストの杉野選手がフル構成で、ちゃんと技も抜かずしっかり入れてバチッと演技した」と解説。その後、中国の1人目が「そんなに技が入ってないんですけど、着地でものすごい乱れが起きた。それもちょっと焦りがあったんだと思う」と推測した。その後、「岡選手がバッチリ完璧に決めてくれるわけですよ」と、中国にさらなる重圧がかかったという。

 2人がしっかり決めた日本に対し、1人目の着地ミスでリードを縮められた中国は、蘇の決定的なミス2回という悪夢の展開になった。池谷は「(蘇は鉄棒の)スペシャリストなんですよ?種目別も残っているんですから、自信もあるはずなんですけど、それだけのプレッシャーがあったと思う。初めから調子がおかしかったですから。動きが」と、違和感を覚えたという。

 池谷がもう一つ挙げたのが、「勝利への引き算」というキーワードだった。日本の最終演者・橋本の鉄棒の予選、決勝での演技構成を比較。決勝では、予選からC難度も開脚トカチェフ、F難度のアドラー1回ひねりを外し、0・6点少ない合計6・0点の演技構成で挑んだ。「なぜかというと、(日本と中国が)2人、2人が終わった時に、点差が日本の方が勝っていた。0・6くらい勝っていたので、6・0でも行けると踏んだんですね。それよりも完璧さを求めて、Eスコア10点満点から引かれる部分を少なくして、ちゃんと演技をして、最後の着地までと思って、この演技構成にしたことが勝利につながったかな」。リスクを冒さない演技構成に変更したことが、最後の完璧な演技につながったと解説した。

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