1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

高市未来「お前、何やってんだよって」3度目五輪もメダル届かず悔し涙「何度挑んでも中々越えられない壁」

スポニチアネックス / 2024年7月30日 19時21分

<パリ五輪 柔道>女子63キロ級、2回戦で敗退する高市未来(撮影・平嶋 理子)  

 ◇パリ五輪第5日 柔道(2024年7月30日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子63キロ級の高市未来(30、コマツ)が30日、2回戦でカタリナ・クリスト(22=クロアチア)に延長の末に技ありを奪われ敗戦。初メダル、そして金メダル獲得を目標に掲げて臨んだ3度目の五輪でもメダルを手にすることはできなかった。

 最後まで優勢を保っていたのは高市だった。隙あらば寝技を狙い相手のスタミナを削った。延長に入ってもしばらくは相手が指導2、自身は指導1と有利に試合を進めていた。しかし、開始7分すぎ、一瞬の隙を突かれ倒れ込む。審判のコールは技あり。畳に座り込み呆然とした表情を見せた高市は、畳を降りた後に悔し涙を流し「本当に、ずっと夢見た舞台で…そこに立って、立ちたいと思って前を見て進んで来たんですけど…難しいな…と思いました」と3度目の五輪に立った思いを吐露した。

 そして自身にかける言葉を聞かれ「お前、何やってんだよっていうのがまず一つ…」。堪えていた涙があふれだし「ここまでいろいろ前に進んでやって来たんで…もう一つ頑張ってほしかったなっていう気持ちが強いです」と声を絞り出した。最後にファンや応援してくれた人たちに向けて「本当にたくさんおご声援をありがとうございました。本当に、何度挑んでも中々越えられない壁なんですけど、も、本当に挑めたことが私の人生にとって、とても素晴らしいことだったなと思います」と涙を拭い前を向いて語った。

 ◇高市未来(たかいち・みく)1994年(平6)4月7日生まれ、東京都出身の30歳。淑徳高を経て13年4月からコマツ所属。旧姓・田代。小2で警察官の父の影響を受けて高雄警察署で柔道を開始。その後、相武館吉田道場にも通い、小6で全国小学生学年別大会で優勝。高1だった10年の世界ジュニア選手権で優勝。初出場だった14年世界選手権は3位、翌15年も3位。16年リオデジャネイロ、21年東京五輪ではいずれもメダルに届かなかった。22年11月に男子66キロ級で強化選手だった高市賢悟さん(現台湾コーチ)と結婚。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください