【卓球】世界ランク168位の北朝鮮選手が快進撃 格上連破で16強入り、準々で早田ひなと対戦の可能性

16強入りした北朝鮮のピョン・ソンギョン（AP）

　◇パリ五輪第5日　卓球（2024年7月30日　パリ南アリーナ）

　　女子シングルス2回戦が行われ、第62シードで世界ランキング168位のピョン・ソンギョン（北朝鮮）が、第11シードで世界ランキング16位のニナ・ミッテルハム（ドイツ）を4―3で下してベスト16に進出した。

　第1、2ゲームを落とすも、第3ゲーム以降に強さを発揮。接戦を制して3ゲームを連取した。第6ゲームは奪われながら、第7ゲームは11―7で制して勝利を収めた。敗れたミッテルハムはコンディションに問題を抱えていたのか、試合中にマッサージを受ける場面もあった。

　ピョン・ソンギョンは1回戦で世界ランキング47位のドゥ・ホイケム（香港）に4―1で勝利。このまま勝ち上がれば、準々決勝で日本の早田ひな（日本生命）と対戦する可能性がある。

　混合ダブルスでは、第16シードのリ・ジョンシク、キム・グンヨン組が第2シードの張本智和、早田ひな組（日本）に1回戦で4―1と快勝。その後も勝ち上がっており、きょう30日に決勝で中国ペアと対戦する。