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フランスが柔道王国なワケ 溝口紀子氏が解説 競技人口は日本の4倍「騎士道精神と武士道精神が調和」

スポニチアネックス / 2024年7月30日 19時24分

溝口紀子氏

 92年バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストの溝口紀子氏(53)が30日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、日本とフランスの柔道文化について解説した。

 フランスは柔道の競技人口が約53万人で、日本12万人と比較しても4倍以上。世界屈指の柔道王国として知られる。かつてフランス代表のコーチを務めたことがある溝口氏は、「53万人いるんですけど、その75%が10歳か12歳以下の子供。ほとんど8割近くが子供なんです」と説明した。

 フランスではスポーツに親しむ“入り口”のような競技でもあるという。「たとえば(元サッカーフランス代表の)ジダン選手とか、NBAのフォーニエ選手とか、みんな柔道を子供の時からやって、体の強さ、転び方とかを覚えて、専門的な種目に移るというのが、フランスのスポーツの強化の一つのあり方でもあるんです」。日本の柔道は、教育から五輪などの競技性重視へシフトしているというが、「フランスって、そういうことよりも、日常の子供のしつけとか、コードモラルって言って8つの約束事とか、道徳の一つとして始めることが主流ですね」と精神教育の一環から始めることが多いという。

 8つの約束事について聞かれると、「自制心とか、礼節とか」と説明。「フランスの騎士道精神と(日本の)武士道精神がうまくハーモニーというか、調和されている」とも話した。

 1930年ごろに日仏間の文化交流が始まっており、その時に柔道が日本から伝わったという。「先陣で川石酒造之助さんっていう。日本では全然知られていないんですけど、柔道を教えるために(行った)」。柔道技もクラシックバレエのポジションの要領で教えたそうで、「背負い投げ1番とか、大外刈り2番とか、番号を付けたんですよ」という。

 日本の柔道家たちがフランスに種をまいて、約100年。開催中のパリ五輪では、フランスは29日現在で柔道の金メダルこそないものの、銀メダル2つ、銅メダル3つを獲得し、日本にとって最大の脅威となっている。

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