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永瀬貴規が連覇に王手!谷、野村に続く日本柔道史上3人目の3大会連続メダル確定 81キロ級初快挙に挑む

スポニチアネックス / 2024年7月30日 23時44分

男子81キロ級準決勝、イタリアの選手に勝利する永瀬貴規(撮影・平嶋 理子)

 ◇パリ五輪第5日 柔道(2024年7月30日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子81キロ級の永瀬貴規(30、旭化成)が30日、準決勝でアントニオ・エスポジト(29=イタリア)を合わせ技一本で下し、連覇に王手をかけた。五輪史上、同級で連覇を達成した選手はいない。今大会の男子66キロ級・阿部一二三(26、パーク24)に続く日本柔道史上9人目、同級史上初の連覇へ、永瀬が挑む。

 東京五輪で金メダルを獲得してから3年。30歳、3大会連続となる五輪の舞台で連覇だけを見据えてパリに降り立った永瀬。ついに決勝の舞台にたどり着いた。

 準決勝でも永瀬の柔道は揺るがなかった。相手はここまでランク上位の選手を連破して勝ち進んできたイタリアの伏兵。しかし、快進撃を続けてきた勢いも、永瀬には通じなかった。開始1分30秒すぎに 支え釣り込み足で技ありを奪うと、逃げる相手を今度は寝技で仕留めた。合わせ技一本。永瀬の完勝だった。この勝利で、5大会連続の谷亮子、3連覇の野村忠宏に続く、日本勢3人目の3大会連続メダルが確定。しかし、目指すは金メダルのみ。決勝で世界選手権3連覇中のグリガラシビリを倒し、連覇をつかみ取る。

 初戦の2回戦では合わせ技一本で盤石の勝利。3回戦でも冷静に相手の動きを見極め、終始優勢に試合を進めると、延長戦で技ありを奪い順当にベスト8に駒を進めた永瀬。準々決勝でも東京五輪準決勝で破った相手の一瞬を突き、6分49秒技ありで準決勝に駒を進めていた。

 世界大会のたびに目まぐるしく王者が入れ替わる男子屈指の激戦区を勝ち抜け、目指してきた頂まであと1勝。今代表で誰よりも五輪を知る男が、ニッポン柔道の神髄を世界に示す。

 ◇永瀬 貴規(ながせ・たかのり)1993年(平5)10月14日生まれ、長崎県出身の30歳。長崎日大高、筑波大を経て16年4月から旭化成所属。6歳で地元の養心会で柔道を開始。13年に講道館杯、14年に選抜体重別選手権を初制覇。順調に実績を積み、2度目の出場だった15年世界選手権で初の世界一。16年リオデジャネイロ五輪は3位、21年東京五輪は金メダル。

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