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阪神・才木 打って投げて巨人・山崎伊にリベンジ自己最多9勝「勝ちを欲しがってない」

スポニチアネックス / 2024年7月31日 5時15分

<神・巨>2回、岸田を空振り三振に斬る才木(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神5―1巨人(2024年7月30日 甲子園)

 試合後、阪神・才木の頭には、試合用の帽子が2つ重なっていた。

 「ご覧の通りです。2つ使いました」

 爽やかな笑顔で明かしたが、暑さと湿気でサウナ状態とも言えるマウンドで見せた115球の熱投だった。序盤は巨人打線の粘り、フォークを見極められ3回で61球。苦しい立ち上がりも「追い込んだら、もうインコース直球いきましょうという話を梅野さんともしてた」と“省エネ”ピッチに切り替え4回以降は立て直した。

 4点優勢の7回1死満塁で降板。それでも16日の巨人戦では自己最多133球の完投も及ばず敗れた同じ兵庫県出身の同学年・山崎伊との2週間ぶりの投げ合いを制し、自己最多の9勝だ。奪三振も6個積み上げて今季104個としリーグ単独トップに立った。

 「(自己最多は)勝ちを欲しがってないので。今日は7回途中で降りたのは悔しい」

 初出場となった今年の球宴では想定外のことを経験した。「自分が聞かれることが多かった」。先輩、後輩問わず同一リーグの投手からは今季精度の上がったスライダーについて質問攻めにあった。

 「僕、足つりやすいんで対策を他の投手に聞いたり」。戦前の狙い通り中日・高橋宏とはトレーニング談議に花を咲かせ、距離を縮めるべく照準を定めていたDeNA・牧、巨人・岡本和にも“急接近”した。この夜も対戦した岡本和とは、ベンチでまとまって話す時間もあったそうだが「まあ、ゲームの話をしていたんですけどね」と笑った。「結構、ゲーム好きが多かったなと」。才木流でお祭りを楽しんだ。

 夏の長期ロード前最後の3連戦初戦を取り「デカい」とうなずいた右腕。3回には一塁走者で近本の遊直で帰塁する際にヘッドスライディングでガッツも見せた。プロ初の2安打も記録し「そこなんですよ」と取材で質問が飛んだことを喜んだ。「ずっと村上が“全然ヒット打たへんやん”とイジってきたんで」。汗にまみれてつかんだ充実の1勝だ。(遠藤 礼)

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