阪神・前川が先制V二塁打 自己最長7戦連続Hで4戦連続打点「点が入ってくれて良かった」

＜神・巨＞5回、先制打を放ち、三塁を狙う前川（撮影・須田　麻祐子）

　◇セ・リーグ　阪神5―1巨人（2024年7月30日　甲子園）

　前川が均衡を破る先制の適時二塁打を放った。5回無死一塁。山崎伊の147キロ直球を捉えた。鋭い打球が本職は内野手の左翼・岡本和のグラブをかすめるようにして左中間を破った。大山が一塁から長駆生還。三塁を狙った自身は刺されたものの、3回まで3イニング連続で併殺を喫していたチームの嫌な流れを吹き飛ばした価値は大きかった。

　「走者が一塁だったので引っ張りたかったが、ちょっと差し込まれ気味だった。結果的に点が入ってくれて良かった」

　7試合連続安打と4試合連続打点は、自己最長を更新。規定打席数に届いていないものの、この日3打数2安打で打率.276に伸ばし、主力クラスで最も高い数字を維持する。もはや打線に欠かせぬ存在だ。