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阪神5連勝導く大山2戦連発!首位・巨人との甲子園100周年メモリアルシリーズ初戦制す

スポニチアネックス / 2024年7月31日 5時18分

<神・巨>6回、大山は3ランを放つ(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神5―1巨人(2024年7月30日 甲子園)

 豪快な前祝いだ!阪神は30日、甲子園球場開場100周年を記念する「KOSHIEN CLASSIC SERIES」と銘打った巨人との3連戦(甲子園)の初戦を5―1で制した。大山悠輔内野手(29)が1点優勢の6回無死一、二塁で勝負を決定づける今季初2試合連発となる9号3ラン。16年以来8年ぶりに4万6800人を超えた大観衆を熱狂させた。チームは今季2度目の5連勝で貯金は5月29日以来の5。巨人戦の連敗を2で止め、10年以来14年ぶりとなる後半戦4連勝を飾った。

 甲子園のボルテージを最高潮に引き上げたのは大山のバットだった。今季甲子園での巨人戦初アーチ。待望の一撃は今季初2戦連発となる9号3ランだ。これで本塁打を打てば3連勝。あす8月1日に100歳を迎える聖地の前祝い弾で大マンモスを熱狂させた。

 「(先発の)才木が頑張ってくれていましたし、才木のために1点でも多くと思っていた。最高の結果になってくれて良かった」

 1点リードで迎えた6回だった。3番・森下、続く4番・佐藤輝がこの回からマウンドに上がった2番手左腕・中川の直球をはじき返して一、二塁をつくった。その絶好の好機で迎えた第3打席。その初球。内角低めのスライダーを読み切って、ひと振りで仕留めた打球が左翼ポール際に吸い込まれた。16年7月30日の中日戦以来、8年ぶりに4万6800人を超えた大観衆の異様な熱狂ぶりを横目に、ダイヤモンドを一周した。

 この3連戦は「超満員プロジェクト」として開催された。一、三塁側のアルプス席の座席数を消防など関係当局の許可を得て普段の公式戦から変更。球場全体の収容人数を4万7000人規模と増席する特別仕様とした。また、5回終了後にはロックバンド・TUBEのスペシャルライブで場内はお祭り騒ぎになった。「いつもと一緒と思ってやっていました」。打席の大山は冷静に努めていたが、試合を決定付ける一撃は球場の雰囲気にも誘発された。

 0―0の5回先頭の2打席目は山崎伊から中前打で口火を切り、続く前川の適時二塁打を呼び込んだ。2年ぶりに連続試合安打を12戦まで伸ばし「夏の大山」としてバットでけん引。「夏に調子が上がってくるバッターはいいバッターやと思う。夏に強い選手はいい選手。バテてしまうんじゃなしにな、そこ(夏)で上げてくるというな」。岡田監督も1軍に昇格した6月21日以降は状態を上げる背番号3を称えた。

 「勝つことが一番。それに少しでも貢献できればと思っている。そういう意味では凄くいい仕事ができたんじゃないかなと思います」。チームは今季2度目の5連勝を飾り、貯金は5月29日以来の5。首位・巨人に2・5ゲーム差に迫っても、虎党に歓喜を呼び込む和製大砲の一撃がまだまだ必要だ。(石崎 祥平)

 ○…甲子園で行われた30日の阪神―巨人戦は観衆4万6831人を集めたが、かつてのプロ野球開催時には公称7万人という時期もあった。2005年から実数発表となり、快適さや安全性を踏まえて07年からを含む数度のリニューアル工事で座席数は減少。近年は4万2000人台の運用が続いていた。今季最多は6月6日楽天戦の4万2625人。甲子園で観衆4万6800人を超えるのは、16年7月30日の中日戦(4万6803人)以来8年ぶり。

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