馬術銅メダル・北島隆三、田中利幸所属の「乗馬クラブクレイン」も喜び「胸が熱くなりました」

総合馬術団体代表の田中利幸（左）と北島隆三（右）はお酒が好き

　日本馬術勢92年ぶりの表彰台となった総合馬術団体の銅メダル獲得から一夜明けた30日、多くの祝福が寄せられた。

　根岸淳監督（47）、北島隆三（38）、リザーブの田中利幸（39）が所属する「乗馬クラブクレイン」も喜びを語った。同クラブの多胡啓さん（48）は「まさかメダルを獲れるとは」と驚き。2日目のクロスカントリーが終了後、根岸監督に「メダルが見えてきましたね」とメッセージを送ったら「金が見えてきました」と返信があったという。多胡さんは「胸が熱くなりました。これで馬術に興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と話した。

　12年ロンドン五輪総合馬術代表の弓良隆行（43）も本紙の取材に応じた。北島、田中の同僚で「2人ともお酒が好きで特に焼酎を飲む」。今大会では平均年齢41・5歳で自称「初老ジャパン」のワードも話題。「体に染みついた経験は馬のパフォーマンスにつながるのでベテランの方が優位かも。ですが国内的に競技を知るきっかけになったと思うので、若い人たちが出てくることも期待したい」と力を込めた。