サッカー男子 無傷3連勝で首位通過決めた!途中出場FW細谷が決勝弾 決勝T初戦はスペインと激突

得点を挙げ、喜ぶ細谷(右、AP)

　◇パリ五輪第5日　サッカー男子　日本1―0イスラエル（2024年7月30日　ボジョワール競技場）

　パリ五輪サッカー男子は30日、1次リーグ第3戦が各地で行われ、56年ぶりのメダル獲得を目指すD組の日本はイスラエルに1―0で勝利。開幕3連勝で首位通過を決め、8月2日の決勝トーナメント初戦ではC組2位スペインと対戦することになった。

　既に決勝トーナメント進出を決めている日本は第2戦から先発メンバー6人を変更。FW佐藤恵允、DF内野貴史らを今大会初スタメンに起用。GK小久保玲央ブライアン、MF山本理仁の2人が3試合連続先発出場した。

　試合は絶好調の守護神GK小久保が安定感抜群のプレーでゴールを死守。序盤のピンチをしのぐと徐々に攻撃のリズムが生まれたが、得点のないまま前半終了を迎えた。

　日本は後半頭から山本に代えFW植中朝日を投入。同16分にはMF三戸舜介も投入すると、その三戸が同20分に左サイドのカットインから右足の強烈なシュートを放ち相手ゴールを脅かす。さらに同34分、温存していたエースFW細谷真大と主将のMF藤田譲瑠チマを同時にピッチへ送り出す。

　すると後半アディッショナルタイム、途中出場のFW細谷が決勝ゴール。グラウンダーの右クロスを右足ダイレクトで流し込み、1―0で勝利。守護神GK小久保は後半もファインセーブ連発で3試合連続クリーンシート（無失点）を達成。1次リーグ無傷3連勝を飾り、3試合で7得点無失点という圧巻の成績で決勝トーナメントに弾みをつけた。