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現役引退表明の興梠慎三 今後のビジョンは「野心しかない」 人、監督として心酔する「ミシャさん」目指す

スポニチアネックス / 2024年7月31日 15時4分

<浦和・興梠 会見>会見に臨む興梠(撮影・西海健太郎)

 浦和のFW興梠慎三が38歳の誕生日を迎えた31日、さいたま市内で引退会見を行った。

 スーツ姿で会見場に現れた興梠は「今年で現役を引退することを決断しました」とあいさつ。所属した鹿島、浦和、札幌関係者への感謝を口にした上で「きょうは全部お答えするつもりです。堅苦しい会見は嫌なので、にぎやかな会見にしたいと思います」と笑顔を見せた。

 今季終了後について問われた興梠は「裏方として浦和レッズをサポートしていきたいと思います」と話した。愛するチームをサポートしつつ、指導者になるための勉強も進めていく。「野心しかないです。浦和レッズの監督になって、自分が取れなかったJリーグのタイトルを取りに行きます」と高らかに宣言した。

 目指すべき監督像は尊敬する人物「ミシャさん」だ。浦和、札幌でともに戦い、現在も札幌で指揮を執るミハイロ・ペトロヴィッチ監督を心酔する。「誰からも愛された方。哲学は自分たちが攻めていれば、攻められることはない。ボクシングで例えれば、ジャブを打っていれば相手は、防御しているままで手は出てこない。そういうタイプでした」と振り返った。

 人間としても、サッカーへの思い、哲学も多大な影響を受けてきた「僕が思っていた通りの、僕が監督になったらこうしたという、そのままをやってくれていた監督です。ホントにミシャのサッカーは美しくて、見る人を魅了するサッカーと思っています。そういうサッカーを僕もしたいと思いますし、ミシャから今まで教わってきたことを僕が監督になった時には、それを若い選手に叩き込んで、またミシャみたいな美しいサッカーを僕がしていきたいと思っています」と言葉に力を込めた。

 鹿島に所属していた05年3月のナビスコカップ・名古屋戦でプロデビューすると、07年6月の大分戦でJ1初ゴール。12年から9年連続2桁ゴールも達成した。17年には33試合の出場で自己最多の20得点を挙げ、Jリーグベストイレブンに選出。19年4月の清水戦で決めたゴールはJ1の平成ラスト弾となった。J1での168得点は、191得点を記録した大久保嘉人に次いで歴代2位の数字となった。記録にも記憶にも残るストライカーが第2ノ人生へ、力強く視線を向けた。

 ◇興梠 慎三(こうろき・しんぞう)1986年(昭61)7月31日生まれ、宮崎県出身の38歳。05年に鵬翔高から鹿島に入団。13年に浦和へ移籍し、22年は札幌へ期限付き移籍した。23年に浦和に復帰。これまで数多くのチームタイトルと個人タイトルを獲得した。12年からJ史上初の9年連続2桁得点をマーク。日本代表は16試合0得点。1メートル75、72キロ。利き足は右。

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