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藤井王位 22歳初陣白星でシリーズ2勝目 渡辺九段下すも「思った以上に難しい局面になってしまった」

スポニチアネックス / 2024年7月31日 19時19分

王位戦第3局2日目に臨む藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)

 将棋の第65期王位戦第3局は31日、徳島市の料亭「渭水苑」で2日目が指され、先手の藤井聡太王位(22)=王将など7冠=が挑戦者の渡辺明九段(40)に111手で勝利。22歳初陣を白星で飾った。シリーズ成績は2勝1敗。藤井は連続5期による「永世王位」の資格獲得が懸かる。1日の棋聖戦第3局で「永世棋聖」の資格を手にしたのに続く、2つ目の永世称号獲得を目指す。第4局は8月19、20日に佐賀県唐津市の「洋々閣」で行われる。

 19日に誕生日を迎えた藤井が22歳初戦で盤石の強さを見せた。

 1日目の戦型は角換わり。渡辺の仕掛けに過去最長となる3時間10分の大長考を見せる場面もあり、対局後に「仕掛けられて、思った以上に難しい局面になってしまった」とし、その後に登場した大盤解説場では、勝ちを意識した場面について「最後の最後のところ。王手をかけながらいけそうなのかなと思いました。きわどい終盤戦の中で、勝ち筋を見つけられたのかなと思います」と明かした。

 次局に向けては「間が空くことになるので、いい状態で臨みたい」と意気込んだ。

 6、7日に愛知県名古屋市で行われた開幕局は千日手指し直しの末、藤井が終盤の大逆転で先勝。17、18日に行われた第2局では渡辺に2023年5月の名人戦第3局以来、431日ぶりの黒星を喫していた。

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