ザ・エース 広島・床田が7回1失点の力投でリーグ最速10勝 チームの左腕では初めて

＜広・D＞3回、佐野を併殺に打ち取った広島先発・床田（撮影・岸　良祐）

　◇セ・リーグ　広島2ー1DeNA（2024年7月31日　マツダ）

　広島・床田が7回1失点と好投し、リーグ最速の10勝目をマーク。チームの2ケタ勝利一番乗りは2018年の大瀬良以来、6年ぶりで、左腕では初めての快挙だ。

　床田は初回2死二、三塁のピンチを切り抜けると、次第に自分のリズムでのっていく。3回1死一、二塁では佐野を併殺打。6回2死二塁から宮崎に適時打を浴びて失点したものの、味方のくれた2点リードは守り抜いた。

　1980年から90年代の投手王国を支えた大野豊、川口和久の両サウスポーでも成しえなかった最速10勝。床田は紛れもなく、カープのエースといえる。