【バレー男子】石川祐希 アルゼンチン戦11得点も「なんか疲れているのかな…」 原因は選手村？

石川祐希(中央)ら日本の選手たち（撮影・岡田　丈靖)

　◇パリ五輪第6日 バレーボール男子1次リーグC組　日本3－1アルゼンチン（2024年7月31日　パリ南アリーナ）

　52年ぶりの五輪金メダルを狙う世界ランキング2位の日本は、1次リーグ第2戦で同8位のアルゼンチンと対戦。セットカウント3－1(25－16、25－22、18－25、25－23)で東京五輪銅メダルの強敵を下し、今大会初勝利。8強入りに王手をかけた。次戦は8月3日に世界ランキング5位の米国と対戦する。

　主将の石川祐希はこの試合で11得点をマーク。第2セットの16―18の場面で得意のフェイクセットも披露したスパイクを打つふりをしてトスを上げると、これを西田が決めてこのセットの逆転につなげた。

　多才な攻撃でアルゼンチンを翻弄（ほんろう）した石川だが、「自分もやっていて感覚が上がっていないというか、体のキレもなんか疲れてるのかな…とかありました。それでもパフォーマンスを発揮する努力はしていました」と語った。

　1次リーグ初戦のドイツ戦では「今季はリーグでもなかった」という右足をつるアクシデントにも見舞われた。原因について「五輪村で歩いたりする距離が長くて慣れていないというか。東京（五輪）の時よりも歩く距離は多いので。その辺で少し足に負担がかかっていたのかなと考察している」と指摘した。