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阪神“満塁男”木浪の活躍で首位・巨人連破!初回2点タイムリーから打線に点火、9得点圧勝で1・5差接近

スポニチアネックス / 2024年8月1日 5時17分

<神・巨>初回、2点適時打を放ちベンチの声に応える木浪(撮影・後藤 正志)

 ◇セ・リーグ 阪神9―6巨人(2024年7月31日 甲子園)

 阪神は31日の巨人戦で、初回に9人攻撃で4得点を挙げて主導権を握り、今季2度目の6連勝を飾った。優勝した昨季から満塁に強い7番・木浪聖也内野手(30)の2点中前打が打線に点火し、14安打9得点と完勝。これで初回に先制した試合は1つの引き分けを挟んで10連勝となった。首位・巨人に連勝して1・5差に接近するとともに、きょう1日に開場100周年を迎える甲子園の節目を前祝いした。

 今の猛虎打線は、出だしの勢いがいい。グリフィンをいきなり攻め、野口が押し出し四球を選んで先制した。なおも2死満塁で、次の木浪が畳みかける。カウント1―1から外角寄りの146キロを中前にはじき返し、2点を追加した。

 「押し出しで点を取って、まだ点数がほしい場面だった。ネクスト(打席)からつないでくれと思っていた。そういう気持ちがあったからかな、と思う」

 昨季満塁で18打数8安打、打率・444、19打点も挙げた。今季もこれで7打数4安打、打率・571、6打点。満塁男は健在だ。

 甲子園100周年記念3連戦の「満員プロジェクト」による4万7011人の大観衆に後押しされ、押せ押せムードは続く。及川にも適時打が出て、初回に今季最多タイの4点を奪った。終盤は点の取り合いになっただけに、岡田監督は「初回が大きかった」と振り返る。初回に先制すれば、1分けを挟んでこれで10連勝になった。

 ぶれない心が木浪の復帰を支えた。6月15日ソフトバンク戦の死球で左肩甲骨を骨折して離脱。2軍でのリハビリ中に、小幡が遊撃のポジションを脅かしかねない活躍をした。練習をしないと不安の虫に襲われていた“過去の自分”なら、ライバルの成績に焦ったかもしれない。しかし、昨季ゴールデングラブ賞とベストナインを獲得する実力を付けたこの2年は、少々のことでは一喜一憂しないメンタルを身につけた。

 「小幡の活躍は自分ではコントロールできない。どうしようもないじゃないですか。自分がやれることは故障を治すこと」

 鳴尾浜で、その言葉を自らに言い聞かせ、全治1カ月の診断を早めることに成功。小幡の負傷もあって、7月19日に1軍へ戻った。最初の中日戦でミスが出て「体が動かない」とブランクを実感したものの、実戦を積みながら状態を仕上げた。

 先発のグリフィンは開幕2戦目に無得点に封じられた相手。それ以来の対戦で、チームとして攻略した。4試合連続2桁安打中の今、当時と打線の状態は違う。きょう1日は、5月24日にノーヒットノーランを喫した戸郷と、それ以来の対戦になる。「今はすごく流れもいい。自分もそれに乗って、勝って3連戦を終えたい」。甲子園100周年の記念日は勝利がふさわしい。(倉世古 洋平)

 ≪G戦初回9人攻撃は19年ぶり≫

 ○…阪神は初回、打者9人の猛攻で4得点。初回4得点は、6月16日のソフトバンク戦の4得点(打者7人)に並ぶ今季最多。初回の打者9人以上攻撃は、23年6月14日オリックス戦の9人、4得点以来。巨人戦に限れば05年9月28日の甲子園で打者一巡の11人、6得点して以来19年ぶり。

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