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矢野燿大氏 巨人戦で結果を出した阪神・及川、本人にとってもチームにとっても価値ある1勝

スポニチアネックス / 2024年8月1日 5時17分

<神・巨>先発した及川 (撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神9―6巨人(2024年7月31日 甲子園)

 【矢野燿大 視点】5年目の阪神・及川が先発での初勝利を挙げた。本人にとってもチームにとっても価値ある1勝になるはずだし、ぜひそうなってほしい。「打たれたらまた2軍かも」という競争の中を経て、注目カードの巨人戦で結果を出した意味は大きい。

 初回2死一塁で岡本和を直球で3球三振に取り、その裏に自らタイムリーを放ったことで、気持ち良く投げることができたと思う。初回4点の援護で、大胆に腕を振る投球になった。夏のロードでは8月6日からヤクルト、広島、巨人と9連戦もある。先発1勝にホッとすることなく、自分を高めるための白星にしてほしい。それだけの能力はあると、期待している。

 阪神の守りでは6回終了時の8―3から5投手を注ぎ込むことになった。石井、桐敷、ゲラは使いたくなかったところ。巨人としては粘って3人を引っ張り出し、1勝2敗ならダメージは少ない形だ。阪神はもちろん3つ取りたい流れ。甲子園100周年記念日の試合が持つ意味は重くなった。(スポニチ本紙評論家)

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