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ソフトバンク 優勝マジック消えても“勝負の8月”へ近藤に復調気配

スポニチアネックス / 2024年8月1日 6時2分

<楽・ソ>4回、近藤が2点二塁打を放つ(撮影・篠原 岳夫)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク2―3楽天(2024年7月31日 楽天モバイル)

 首位・ソフトバンクは31日、楽天に2―3で敗れ、連勝が5でストップした。後半戦初黒星で、前日に初点灯したばかりの優勝へのマジックナンバーも消滅した。打線が今季最少のわずか2安打に抑えられた中、近藤健介外野手(30)が4回の2点二塁打で気を吐いた。7月は調子を落としていたが、前日30日の同戦では3安打をマーク。復調気配は勝負の8月に向けて明るい材料だ。

 完璧に捉えた打球には強烈なスピンがかかり力強く伸びた。3点を追う4回2死一、三塁のチャンス。近藤は楽天の先発左腕・古謝が初球に投じた外角146キロ直球に素直に反応した。逆方向への鋭い当たりを左翼手・中島が後逸(記録は二塁打)し、2者が生還した。近藤は二塁に到達すると両手をバチンと叩いて喜んだ。

 「打ったのは真っすぐ。チャンスを生かそうと集中しました。2点返すバッティングができて良かった」

 不動の5番が復調気配だ。6月は23試合出場で打率・413、7本塁打、23打点で月間MVPを獲得するなど打ちまくったが、7月に入って失速。球宴前の時点で同月16試合で打率・146、0本塁打、2打点と精彩を欠いた。「感覚のズレがあったり。甘い球を仕留められていない」と打撃を見つめ直し上昇ムードにある。

 前日30日には3安打して、12試合ぶりとなる猛打賞を記録。さらに、この日は12日の日本ハム戦以来となる打点を挙げた。小久保監督は「昨日は(4番の山川が)目の前でぼんぼんホームランを打ったから、それは打点は難しいけど、まあまあ状態は上がっていますよ」と安心していた。

 ただ、打線は楽天の先発左腕・古謝に苦戦するなど、今季最少のわずか2安打に終わった。指揮官は「独特な投球フォームに思ったより差し込まれている感じ。あんなに後ろが小さくて、150キロくらい出るので。和田毅のもうちょっと小さい版みたいな感じはありますね」と相手のドラ1左腕を称えていた。

 後半戦初黒星で連勝は5で止まり、30日に初点灯したばかりの優勝へのマジックナンバーも消えた。ただ、明るい材料はある。苦戦した7月を11勝10敗と勝ち越し、近藤のバットが本調子に戻りつつある。8月9日の“野球の日”に31歳になる夏男は「何とか勝ちにもっていけるように」。この日のタイムリーで勝負の8月へ弾みをつける。 (井上 満夫)

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