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中田浩二氏 男子サッカー次戦は難敵スペイン 自分たちの戦い方できればチャンスは十分

スポニチアネックス / 2024年8月1日 3時2分

五輪サッカー男子決勝トーナメント

 ◇パリ五輪第5日 サッカー男子 日本1―0イスラエル(2024年7月30日 ボジョワール競技場)

 【サッカー・男子 斬る 中田浩二】決勝点は藤田の存在が大きかった。中盤から右サイドの佐藤へのパスを選択したことで、ゴールにつながったが、視野の広さと選択肢の多さでチャンスを広げた。細谷も初戦、第2戦と前線から攻守で貢献していたが、エースが決めたことでチームの士気は上がり、この先の戦いにいい影響が出る。

 DFは毎試合メンバーが変わっているが、チームとしては組織的な動きができている。先発を6人入れ替えたことや、勝たなければいけないイスラエルに圧力をかけられて序盤は少し攻め込まれたものの、日本の良さが出せて無失点に抑えられたことは大きい。耐えて無失点で抑えたことは、チームとして自信になり、ベンチもいい手応えを感じたと思う。

 1次リーグ3試合を通じていい戦いができているが、大岩監督はまず守備をしっかり構築し、球際の強さや、攻守の切り替えの早さ、献身性などを求めている。自分たちの戦い方ができているし、結果も出ている。GK小久保が好セーブで失点を防ぎ、チーム全体に勢いをもたらしているのも大きい。

 次の相手はスペインだが、ここまで来るとどこも強い。粘り強く1次リーグと同じように戦えればチャンスは十分にある。この大会は中2日で移動もしながら戦うのでコンディションづくりが難しい。独特の雰囲気もあるが、大岩監督はそこを見越してやっている。スペインには東京五輪で負けているが、その時出ていた選手はいない。一体感のある戦いができればと思う。 (元日本代表DF)

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