早田ひなが8強入り！！完全アウェーなんの 中国出身の仏選手をストレート撃破 卓球女子シングルス

早田ひな（AP）

　◇パリ五輪第6日　卓球（2024年7月31日　パリ南アリーナ）

　女子シングルス3回戦で、世界ランク5位の早田ひな（日本生命）は、同19位のフランス選手を4―0のストレートで下して8強に進撃した。

　中国出身の39歳ジアナン・ユアンがポイントを奪うごとに地元の大歓声が降り注ぐ。

　完全アウェーの中、いきなり3ポイントを連取される展開。8―10とゲームポイントを握られるも、得意のフォアの強打で流れを引き寄せ第1ゲームは13―11と逆転で制した。

　相手の球に順応した早田は第2ゲームも11ー6で奪うと、第3ゲームも11―8と3ゲーム連取。ユアンの大ピンチに会場は声を上げ続ける大声援やジャンプでの応援で騒然も、早田は動じることなく第4ゲームも11ー6で制し、ここまで1ゲームも落とすことなくベスト8進出を決めた。

　▼早田　完全に100―0のアウェーになるのは分かっていたので、選手と1対1で勝負するっていう気持ちで入っていって、最後までその気持ちを切らさずに4―0で勝てたんで良かったと思います。1ゲームを取られてもおかしくない状況は、今日は2試合ともあったんですけど、そこで最後まで諦めずに自分自身がやれることを最大限にできて取れた1ゲームだったと思います。（準々決勝は北朝鮮の選手と対戦）組み合わせを見た時に当たる可能性はあると分かっていたので、びっくりもしていないですし、そこと当たるんだっていう気持ちでここ何日間を過ごしてきているので、あとは本当に目の前の試合をやるだけだと思うので、自分が持っている技術、そして対策はなかなかできないですけど、明日やってみて自分が戦術を変更しながら勝ち切れるように柔軟な頭を持って試合に臨みたいと思います。