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張本智和 準々決勝は世界4位・樊振東と対戦「ありのままの自分で勝ちにいく」自然体で挑む

スポニチアネックス / 2024年8月1日 5時47分

<パリ五輪・卓球>張本智(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パリ五輪第6日 卓球(2024年7月31日 パリ南アリーナ)

 男子シングルス3回戦が行われ、第6シードで世界ランキング9位の張本智和(智和企画)は第35シードで世界ランキング62位のリンド・アンダース(デンマーク)と対戦し、4―1で勝利を収めて自身初となるベスト8に進出した。

 この日の午前11時に始まった2回戦を勝ち上がり、午後9時開始の3回戦へ。第1ゲームを8―11で落としたが、接戦となった第2ゲームを12―10で制し、4ゲーム連取で勝負を決めた。8強入りを喜びつつも「東京を上回った点ではいいけど(ベスト)8は最低限かと思う」と冷静に語った。

 前夜はなかなか寝付けず「苦しい夜だった」と苦笑いで振り返る。「ただただ目がバキバキで…。寝ようと思うほど寝られず、苦しかった。部屋に扇風機しかなくて、扇風機の音がうるさいのか、付けて消してを3回ぐらい繰り返した」。この日の試合の合間には1時間程度の昼寝をし、コンディションを整えた。

 きょう1日の午後5時(日本時間8月2日午前0時)開始予定の準々決勝では、第2シードで世界ランキング4位の樊振東(中国)と対戦する。過去の対戦成績は張本智の2勝7敗となっている。

 「今の張本智和のプレーで、どこまでできるか。いつも中国とやると“攻めていこう”“捨て身でいこう”という気持ちが芽生えてしまう。普通にやって勝てないなら、勝てなくてもいいと思っている。捨て身で勝つ方法をとらず、ありのままの自分で勝ちにいく。いつか世界ランク1位になりたければ、五輪のチャンピオンになりたければ、通常の力で勝てるようにならないといけない」

 自然体で大一番に臨む。

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