上福元の湘南移籍を発表 「最高の時間を共有しました」と川崎Fに感謝

湘南へ移籍する川崎F・GK上福元

　サッカーのJ1川崎Fは1日、GK上福元直人（34）が同じJ1の湘南に完全移籍すると発表した。足下の技術に優れ、ビルドアップにも積極的に関わる守護神は大分でキャリアをスタートさせ、東京Vや徳島、京都などを経て23年に川崎Fに加入した。鄭成龍（チョン・ソンリョン、39）と併用される形で1年目の昨季はJ1で12試合、今季は24試合を消化したここまで8試合に出場。4月28日の広島戦（Eピース）では先発予定だった鄭成龍のアクシデントで急きょゴールマウスを守り、好セーブを連発して存在感を発揮した。

　上福元は川崎Fを通じて「いつも応援してくださっているサポーターの皆さま。そして心からリスペクトできる選手たちと1年半の間、最高の時間を共有しました。多くの皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました」とコメント。感謝の気持ちを伝えるとともに「ここで得た経験を糧とし、力強く進んでいきます」と新天地での意気込みを語った。湘南はJ1でここまで16位と苦戦。7日の福岡戦（レモンS）から再開される中断明けのリーグ戦で定位置奪取に挑む。