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矢野燿大氏 成長感じさせた阪神・前川、技術をさらに磨き一段上の打者を常に意識してほしい

スポニチアネックス / 2024年8月2日 5時18分

<神・巨>6回、適時打を放つ前川(撮影・亀井 直樹)

 ◇セ・リーグ 阪神9―2巨人(2024年8月1日 甲子園)

 【矢野燿大 視点】100周年を迎えた甲子園に選ばれたような前川の活躍だった。21歳のところにチャンスが巡り、確かな成長を感じさせる打撃で応えた。初回の先制タイムリーは戸郷のフォークにしっかり対応。体勢を崩されても、打つポイントに幅があるから拾うことができた。

 5回、そして6回のタイムリーもスライダーに対応した。泳いだところからの強さが前川の持ち味。そこからミートのゾーンを長く持てるから、ヒットコースに打球が飛ぶ。相手捕手としては、これから内角直球など厳しい攻めを選択するだろう。これも誰もが通る道。自分の技術をさらに磨いて、一段上の打者を常に意識してほしい。甲子園もそれを期待しているはずだ。

 100年前に世界一の球場を造ろうとした先人たちの思いが、甲子園には今も宿っている。天然芝と黒土の、野球場らしい球場が多くの選手を育てた。ファンの熱い声援もドーム球場とは違って、甲子園の形状が声を一つにさせる。独特の雰囲気がこの日もあった。最高の舞台で戦える喜びを、前川ら若い選手が感じて、甲子園の未来を広げてほしい。(スポニチ本紙評論家)

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