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個人総合11位の岸里奈「見入っちゃいました」女王バイルスと種目別床運動で競演へ

スポニチアネックス / 2024年8月2日 4時55分

平均台の演技を披露する岸(ロイター)

 ◇パリ五輪第7日 体操(2024年8月1日 ベルシー・アリーナ)

 女子の個人総合が行われ、予選9位の岸里奈(16=戸田市SC)は4種目合計53・965点で11位だった。予選15位の中村遥香(16=なんばク)は合計53・099点で15位だった。

 岸はH難度「シリバス」を決めた得意の床運動で13・233点にとどまったが、段違い平行棒で13・833点、跳馬で13・766点をマーク。「団体の時より落ち着いてできた。大きなミスなく、やり遂げたのは良いこと」と納得感を見せ、「次のロスでは絶対獲るぞという気持ちが芽生えた」と振り返った。

 この日は最終演技者のシモーネ・バイルス(米国)が床運動15・066点で締め、団体総合と2冠を達成。種目別でメダルの数をさらに増やそうとしている。8日の種目別床運動決勝で競演する岸は「高さがやばすぎてどこまで行くんだろう。ジャンプも誰とも比べられないほど高さもあって、開きもある。切れが凄い。ずっと見たい、見入っちゃいました」と女王の床の演技について語った。

 団体総合、個人総合を戦い抜き、あとは種目別を残すのみ。岸は夢舞台での最後の演技に向け「メダルを狙いたいけど、着地をきれいにまとめて、頭の位置とか意識した演技と、自分の持ち味の奇麗さを存分に発揮したい」と足元を見つめた。

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