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【パリ五輪】ボクサー性別騒動 IOCが声明「すべての人は差別なくスポーツする権利」選手への中傷に遺憾

スポニチアネックス / 2024年8月2日 5時45分

女子ボクシング66キロ級で棄権し、ひざまずいて涙を見せるイタリアのカリニ(左)。右は勝者のアルジェリアのケリフ(AP)

 ◇パリ五輪第7日 ボクシング女子66キロ級(2024年8月1日)

 国際オリンピック委員会(IOC)は1日(日本時間2日)、公式サイトを更新。ボクシング女子で巻き起こっている性別騒動を巡り「パリ2024ボクシング部門とIOCの共同声明」と題した声明を発表した。

 1日、ボクシング女子66キロ級2回戦第3試合が行われ、イマネ・ケリフ(アルジェリア)とアンジェラ・カリニ(イタリア)が対戦。開始わずか46秒でカリニが棄権し、ケリフが勝利した。ケリフは性別適格性検査に合格しなかったため昨年の世界選手権で失格となった過去があり、パリ五輪への出場が賛否を呼んでいる。

 これを受けIOCは「すべての人は差別なくスポーツをする権利を持っています」と主張。また性別については「これまでのオリンピックボクシング競技と同様に、アスリートの性別と年齢はパスポートに基づいています」と説明した。

 さらに今大会ではケリフの他に、57キロ級のリン・ユーチン(台湾)も出場。彼女も昨年世界選手権で性別適格性検査に不合格となり、出場できなかった。

 IOCは「パリ2024オリンピック競技大会で競技する2人の女性選手について誤解を招く情報が見られます」とした上で「2人は、東京2020オリンピック競技大会、国際ボクシング協会(IBA)世界選手権、およびIBA公認トーナメントを含む女性カテゴリーで長年にわたり国際ボクシング競技に参加してきました」と女性として数々の国際大会に出場してきたことを説明。

 続けて「これらの2人の選手は、IBAによる突然の恣意的な決定の被害者です。2023年のIBA世界選手権の終盤に、彼女たちは突然、正当な手続きなしに失格となりました」とした。

 また「資格規則は進行中の競技中に変更されるべきではなく、いかなる規則変更も適切なプロセスに従い、科学的証拠に基づくべきです」とし「IOCは、現在2人が受けている誹謗(ひぼう)中傷を悲しんでいます」と遺憾の意を示した。

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