【高校野球】甲子園練習スタート！トップは白樺学園、難病乗り越え立った聖地に「うれしい気持ちと緊張と」

＜甲子園練習＞グラウンドへ駆け出す北北海道代表・白樺学園ナイン（撮影・中辻　颯太）

　第106回全国高校野球選手権の甲子園大会（7日開幕）出場校による甲子園練習が2日に始まった。

　49代表校の初陣として午前8時からの練習に臨んだ白樺学園（北北海道）は、守備練習や投球練習などで20分間汗を流した。

　北北海道大会でベンチ外だった阿部匠真（3年）は、難病を乗り越えてベンチ入りを果たした。

　阿部は昨秋の練習中に意識を失い、搬送された病院で「もやもや（ウィリス動脈輪閉塞症）」と診断された。

　10時間を超える手術を経験し、3カ月に及ぶ入院生活を送った。

　難病を乗り越えてたどり着いた聖地に「凄くうれしい気持ちと緊張感の両方がありました。チーム一丸となって一戦必勝の気持ちを持ち、勝利に貢献できるようにやっていきたいと思います」と意気込んだ。