小林幸子 10歳“AIさっちゃん”との共演に涙 「大好きな人に囲まれて幸せな60年間だったよ」

AIで再現されたデビュー当時10歳の小林幸子と共演

　歌手の小林幸子（70）が2日、東京・新橋演舞場で「小林幸子60周年記念公演　in　新橋演舞場～ラスボスのキセキ～」を開催し、第2日目昼の部公演後に行われた取材会に出席した。

　今年、芸能生活60周年を迎えた小林。それを記念して「小林幸子60周年記念公演　in　新橋演舞場～ラスボスのキセキ～」を開催。巨大衣裝、最新映像演出、ダンスパフォーマンスなど取り入れ、小林らしさ溢れるステージで観客らを魅了している。

　公演2日目の昼の部公演には、小林と45年以上の付き合いで恩人で、兄のような存在の歌手・さだまさしが登場。60本のピンクの花束を受け取ると小林の最高の笑顔がはじけた。

　また、AI技術でデビュー当時の10歳の小林幸子と現在の小林幸子が共演。声も顔もそっくりの“AIさっちゃん”へ「大好きな人に囲まれて幸せな60年間だったよ」と語りかけ、涙を流した。

　公演後、共演を振り返り「60年前の自分と会話できる今の時代に…。生きててよかった」としみじみ。「歌を辞めようと思った時期もあった」が、大好きな歌への熱い思いを原動力に切磋琢磨（せっさたくま）してきた。

　新しく挑戦したいことは明確にはないが「今を一生懸命やっていく」と小林。芸能生活100周年も目指しこれからも進み続ける。

　この日の昼の部公演では、幅広いジャンルの全18曲を披露し、“幸子ワールド”で会場を包み込んだ。