松元克央と水沼尚輝がそろって準決勝進出 競泳男子100Mバタフライ予選

水沼尚輝（右）と松元克央

　◇パリ五輪第8日　競泳男子100メートルバタフライ予選（2024年8月2日　ラデファンス・アリーナ）

　競泳男子100メートルバタフライの予選が行われ、松元克央（27＝ミツウロコ）は51秒43の全体12位、水沼尚輝（27＝新潟医療福祉大職）は51秒62の全体15位タイで、上位タイム16人による準決勝へ進出した。準決勝は現地時間午後9時（日本時間3日午前4時）から行われる。

　水沼は予選4組で5位。松元は21年東京五輪金メダルのケイレブ・ドレッセル（米国）らと5組で6位だった。

　松元は今大会、男子200メートル自由形、男子800メートルリレーに続く3種目目の登場。200メートル自由形では8位、男子800メートルリレーでは第2泳者を務めて7位に入賞した。200メートル自由形のレース後は「この舞台での最大のパフォーマンスはしたつもりで泳ぎ切った。僕自身の後悔はない」とさばさばと話したが、リレー後は「目指しているものが一緒だとチーム力を感じる。満足する結果になった。みんなで引っ張れたいいチームだった」と前向きに話していた。

　水沼は五輪初出場となった21年東京大会では100メートルバタフライで準決勝敗退。翌22年の世界選手権の同種目では準決勝で日本記録の50秒81をマークし、決勝では日本初となる銀メダルを獲得した。昨年の世界選手権は予選敗退に終わったが、今年3月の代表選考会2位で2大会連続の五輪切符をつかみ、競泳代表チームの主将にも指名されていた。