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バスケ男子3連敗で1次L敗退…八村離脱の苦境 52年ぶり自力勝利届かず…渡辺雄「最後までやりきった」

スポニチアネックス / 2024年8月2日 19時45分

<パリ五輪 男子バスケット 日本・ブラジル>観客の声援に応えて引き揚げる日本の選手たち(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪第8日 バスケットボール男子1次リーグB組 日本84ー102ブラジル(2024年8月2日 ピエール・モロワ競技場)

 パリ五輪男子バスケットボール日本代表(世界ランク26位)は1次最終戦でブラジル(同ランク12位)と対戦。前半からブラジルの高確率3Pシュートに苦戦して日本は84ー102で3連敗。1次リーグ敗退が決まった。

 第2戦の開催国フランス戦は、延長戦死闘の末に敗れて2連敗を喫した。ブラジル戦に勝てば、他のグループの結果次第で決勝トーナメントに進める可能性がある中で、日本の大黒柱である八村塁(26=レイカーズ)が左腓腹筋の負傷によって、NBA/FIBAルールに基づいて代表離脱を余儀なくされた。

 絶対に負けられないブラジル戦の先発には河村勇輝(23=横浜BC)、比江島慎(33=宇都宮)、吉井裕鷹(26=三遠)、渡辺雄太(29=千葉J)、ジョシュ・ホーキンソン(29=SR渋谷)の5人が名を連ねた。

 第1Qは、残り9分22秒で河村からホーキンソンへの“ホットライン”でチーム初得点。その後は河村が連続3Pシュートや3点プレーで得点を重ねる場面もあったが、0―10のランをくらってしまって日本が追いかける展開が続いて、このクオーターは20―31とリードを許して終えた。

 第2Qは途中出場の馬場雄大(28)、富樫勇樹(31=千葉J)そして渡辺雄の3連続3Pシュート成功という最高の立ち上がりを見せた。その後も途中出場の選手たちも含めて、踏ん張る時間が続いたが、ブラジルの85%成功した3Pシュートに苦戦して、前半は44ー55とリードを許して折り返した。

 後半に入ると、流れが変わり始めた。ホーキンソンの4本の3Pシュート成功や河村の奮闘で追い上げ73―77と4点差でこのクオーターを終えた。

 勝負の最終クオーター。ホーキンソンや馬場の3Pシュートなどで1桁点差でくらいつく展開が続いたが、勝ち越すことは出来ず3連敗を喫して“歴史的1勝”となる52年ぶりの五輪勝利(不戦勝をのぞく)を挙げることはできなかった。

 ブラジルに試合通して、3Pシュートを28本試投されて17本被弾。3P成功率は61%決められて苦戦した。

 日本はホーキンソンがチームトップの26得点10リバウンドのダブルダブル。河村も21得点10アシストのダブルダブルと八村離脱中で2人の奮闘がチームを支える結果となった。

 ▼渡辺雄太 本当に素晴らしいプレーをしたブラジルを称えたい。本当に自分たちのスカウティングもしっかりやりましたし、ディフェンスもしっかりやってる中で、ブラジルが自分たちが上回ってきた。自分たちは本当に最後までしっかり脚を動かしてやりきったと思うんで、本当にこの3試合を誇りに思います。

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