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バスケ河村勇輝「たかが1本…それが世界との差」 五輪初出場で手応え「明日から成長していきたい」

スポニチアネックス / 2024年8月2日 21時15分

<パリ五輪 男子バスケット 日本・ブラジル>敗戦しうなだれる河村(中央)(撮影・小海途 良幹)

 ◇パリ五輪第8日 バスケットボール男子1次リーグB組 日本84ー102ブラジル(2024年8月2日 ピエール・モロワ競技場)

 パリ五輪男子バスケットボール日本代表(世界ランク26位)は1次最終戦でブラジル(同ランク12位)と対戦。前半からブラジルの高確率3Pシュートに苦戦して日本は84ー102で3連敗。1次リーグ敗退が決まった。

 30分以上出場して21得点10アシストのダブルダブルの奮闘を見せた河村勇輝(23=横浜BC)は「相手が3Pをすごい確率で決めてきた。僕たちのディフェンスがスカウティング通りにやれば消せた部分もあると思うが、タフなシュートも決めてきた」と相手を称えた。

 そして「たかが1本ではありますが、それが世界の差」と反省を口にした。

 「後半は徐々に自分たちの流れになって、逆転できそうなところまでいったんですけど、やっぱりあと1本決めたらこっちの流れに来る、相手のディフェンスを止めれば流れが来るところで決められたり、自分たちが決められずに。そういう積み重ねが最終的にああいう点差になってしまったのではないかと思う」と試合を振り返った。

 決勝トーナメント進出を目標にしていたが、結果は東京五輪と同じく3連敗で終戦。

 「まだまだ世界との差と思う。すごく悔しい結果になってしまった」と語りながらも「日本がやっていく方向は間違ってないと思っている。この五輪でもそれを感じられた。初めて五輪でしたけど、想像以上に日本と世界の差は縮まっていると感じている。この経験をこれからの日本バスケ、僕のキャリアも含めて、ムダにせずに、この五輪があったからこと成長できたと思える大会にしたい」と五輪初出場で手応えも感じていた。

 トム・ホーバス監督からも「負けはしたけど、どのチームからもリスペクトの言葉をもらったのが一番大事なこと」という話があったという。

 試合当日に大黒柱である八村塁(26=レイカーズ)の欠場が発表された。「塁さんが試合に与える影響はすごく大きい。数人で塁さんの力をカバーできるものではない。とにかく11人が全力でコートで力を出し切ろうと話していた」と今大会で初めて一緒にプレーした八村の存在の大きさを言葉にした。

 最後に「結果がついて来なかったのが一番悔しいことですけど、やっている方向は間違っていないと思っているので、これをぶらさずにやっていくこと。次の国際大会に向けて明日から成長していきたい」と今後に向けて前を向いた。

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