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性別騒動ボクサー 次戦の相手ハンガリーがIOCなどに抗議文「参加の決定を再考するよう求める」

スポニチアネックス / 2024年8月2日 22時18分

女子ボクシング66キロ級で棄権し、ひざまずいて涙を見せるイタリアのカリニ(左)。右は勝者のアルジェリアのケリフ(AP)

 パリ五輪の女子ボクシングで起きている選手の性別に関する騒動について、ハンガリーボクシング協会が国際オリンピック委員会(IOC)と同国オリンピック委員会に書面で抗議したと、現地メディアが2日、報じた。

 1日に行われた女子66キロ級2回戦で、イマネ・ケリフ(アルジェリア)と対戦したアンジェラ・カリニ(イタリア)が開始46秒で棄権した。試合はケリフが勝利したが、同選手は昨年の世界選手権で行われた性別適格性検査を通らず、優勝をはく奪され失格となった過去があり、パリ五輪への出場が賛否を呼んでいた。ケリフの出場について、国際オリンピック委員会(IOC)は「すべての人は差別なくスポーツをする権利を持っています」と主張。性別については「これまでのオリンピックボクシング競技と同様に、アスリートの性別と年齢はパスポートに基づいています」と説明していた。

 ケリフが準々決勝で戦うのが、ハンガリーのアンナ・ルカ・ハモリ。同国協会は「世界選手権から追放されたことがある選手をIOCの競技に参加させた決定を再考するよう求める」と、ケリフの出場を許可したことに抗議する意思を示している。協会の理事会メンバーは「スキャンダルがあり、スポーツと関係ない話題について話さなければならないのは非常に残念」とし、「受け入れがたいし、けしからん」と述べた。ハンガリー国営のMTI通信によると、同協会はケリフの出場について、提訴する可能性を模索している。

 一方で、ハモリは「怖くはない」と語り、「記事やSNSは気にしない」と、ケリフとの対戦を受け入れる姿勢を示している。

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