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絶対王者・リネールが奪冠!柔道大国フランス 地元開催で金メダル「1」を死守 マクロン大統領と握手

スポニチアネックス / 2024年8月3日 0時59分

男子100キロ超級、一本勝ちで金メダルを獲得したリネール(AP)

 ◇パリ五輪第8日 柔道(2024年8月2日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子100キロ超級で連覇を含む4大会連続メダルのテディ・リネール(35=フランス)が、決勝で金民宗(23=韓国)を下し、2大会ぶり3度目の優勝。開催国フランスの金メダル「0」の危機を“絶対王者”が救った。

 仏マクロン大統領も駆けつけた一戦で、柔道大国のプライドを示したのは、やはり、この男だった。残り16秒、豪快な払い腰で一本勝ち。両手でガッツポーズを作り、喜びを爆発させた。観客は総立ちで絶対王者を祝福した。

 リネールは北京で銅メダルを獲得。ロンドンで初めて金メダルを手にすると、リオデジャネイロで連覇を達成。東京では銅メダルに終わっていた。

 フランスでの柔道人気は高く、連日、多くの地元サポーターが訪れ、鳴り物や足踏みで地元選手の背中を押し続けた。特に個人最終日に登場したリネールへの声援は会場が揺れるほど。全ての音をかき消す爆音が何度も会場に響き渡った。

 特にツシシビリ(ジョージア)と対戦した準々決勝では、乱闘寸前の騒ぎとなったこともあり、耳をつんざくほどの大ブーイングが鳴り響いた。

 競技最終日には連覇が懸かる混合団体も控えており、2冠に期待される。

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