楽天ドラ6・中島プロ1号が逆転V弾「僕が一番ビックリして、どう喜んでいいか分からなかった」

＜西・楽＞プロ初本塁打の中島はヒーローインタビューを受け笑顔でポーズ（撮影・篠原　岳夫）

　◇パ・リーグ　楽天3－2西武（2024年8月2日　ベルーナD）

　楽天のドラフト6位・中島がプロ初本塁打となる逆転2ランを放った。

　1―2の5回1死一塁。チームが21年から7月まで13連敗を喫した天敵・今井のスライダーを捉えて右翼席に運び「僕が一番ビックリして、どう喜んでいいか分からなかった」。次の一手を考えている最中だったという今江監督も「予想外でビックリ」と喜ぶ初の決勝打となった。

　青学大と大学日本代表で主将を務めた50メートル5秒9の俊足外野手。青学大でダブルエースだった常広は広島、下村は阪神へ1位指名で入団し、下克上の思いを胸にプロへ飛び込んだ。

　再び貯金を1とした今江監督は「今井君への借金を返済していく。何年越しになるか」と冗談交じりに言い、中島は「直接勝ちにつながる打撃は初めてだった。うれしい」と喜んだ。（神田　佑）