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【サッカー男子】GK小久保は泣き崩れ立てず「こんな終わり方悔しい」得点取り消しは「きつい展開に」 

スポニチアネックス / 2024年8月3日 2時49分

試合後、涙を流す小久保(中央、ロイター)

 ◇パリ五輪第8日 サッカー男子準々決勝 日本―スペイン(2024年8月2日 リヨン競技場)

 パリ五輪サッカー男子は2日、準々決勝が各地で行われ、56年ぶりのメダル獲得を目指す日本は優勝候補スペインに0―3と惨敗。1点リードを許した前半40分、FW細谷真大(22=柏)がゴールネットを揺らすもVAR判定によって得点は認められず。2大会連続の4強進出とはならなかった。試合後、GK小久保玲央ブライアン(23=シントトロイデン)は号泣し悔しさをあらわにした。

 試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、小久保はピッチに突っ伏し、しばらく動けなかった。味方やスペインの選手にねぎらわれ立ち上がったものの、涙は止まらず。「このチームにかける思いだったり、最後までいたかったので。こんな形で終わってしまって凄い悔しかった」と泣きはらした目で語った。

 日本は0-1の前半40分、FW細谷が相手DFを背負った状態からパスを受け、鋭く反転して右足シュート。ゴールネットを揺らすもVARによって“オフサイド”と判定され得点は認められず。スタジアムからは大ブーイングが起きた。小久保はゴール取り消しについて「あそこで追いつけていたら波に乗れていた。そこからのゲーム展開だったり先制されていたのでちょっときつい展開になった」と振り返った。

 1次リーグは無失点と、チームの準々決勝進出に大きく貢献した。それでも、「(チームは)自分にとって苦しい時期に助けてくれた。足を最後にこういう形で引っ張ってしまった。いい終わり方でなかったかなと思う」と無念さを口にした。

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