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菊池雄星 圧巻の奪三振ショー 新天地初登板初先発で本拠ファン熱狂、球団タイ記録の8者連続K

スポニチアネックス / 2024年8月3日 10時34分

アストロズ移籍後、初登板初先発した菊池雄星(AP)

 ◇ア・リーグ アストロズーレイズ(2024年8月2日 ヒューストン)

 トレードでアストロズに移籍した菊池雄星投手(33)が2日(日本時間3日)、本拠でのレイズ戦に移籍後初登板初先発。圧巻の奪三振ショーを繰り広げた。

 初回、先頭のディアスに左中間二塁打を許すと、続く2番・カールソンに96.3マイル(約154.9キロ)直球を左翼席まで運ばれ、わずか6球で2失点。快投を期待した本拠ファンは静まり返ったが、ここからが菊池の本領発揮だった。

 2回は先頭打者を安打で塁に出しながらも併殺でしのぎ、結果的に3人で終えた。3回1死、先制本塁打を許したカールソンをスライダーで空振り三振に仕留め、ショーの幕を開けた。続くB・ローもスライダーで2打席連続三振。4回も150キロ台中盤の直球を軸に、チェンジアップ、スライダーを勝負球に使い、3者連続三振。5回も3者連続三振で終えてすべて空振りで、球団タイ記録となる8者連続三振を記録。この時点で奪三振10を数えると、本拠ファンの興奮は最高潮に達した。

 メジャー6年目、3年契約最終年の今季はブルージェイズで22試合に登板して4勝9敗、防御率4・75。打線の援護が乏しく、勝ち星こそ4つにとどまっているが、開幕からローテを守り、安定した投球を続けていた。

 「安定感」を高く評価したのが、ア・リーグ西地区でマリナーズと激しい首位争いを繰り広げるアストロズだった。ア軍は現在、通算260勝のバーランダー、昨年15勝をマークしたガルシア、昨年まで2年連続2桁勝利のハビエルらが負傷者リスト(IL)入り。まずは8年連続のプレーオフ進出へ、計算できる先発投手の補強が急務だった。新天地デビュー戦。菊池が期待にたがわぬ投球内容を示した。

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