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ヤンキース期待の大砲 本塁打確信歩きもフェン直で単打に その後怠慢走塁で懲罰交代し指揮官と口論に発展

スポニチアネックス / 2024年8月3日 16時5分

ヤンキース・トーレス(AP)

 ◇ア・リーグ ヤンキース5―8ブルージェイズ(2024年8月2日 ニューヨーク)

 ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手(27)が2日(日本時間3日)、本拠でのブルージェイズ戦に「7番・二塁」で先発出場。初回に左翼フェンス直撃の当たりを放った際に本塁打を確信して走っておらず、1打席限りで懲罰交代させられる場面があった。試合も序盤の失点が響いてア・リーグ東地区最下位のブルージェイズに5―8で敗れて連勝が5で止まった。

 トーレスは2―3の2回1死走者なしの場面で、ブルージェイズの先発右腕ガウスマンから左翼フェンス直撃の当たりを放つと、本塁打を確信してすぐに全力で走り出さず。打球は思いのほか伸びずにフェンスを直撃し、二塁打コースが一転単打となった。2死後にボルピが左翼線へ二塁打を放ち、この当たりでトーレスが本塁を狙ったがタッチアウト。二塁に進んでいれば得点できていただけに、後味の悪さが残った。

 トーレスは次の回の守備こそ就いたが、2―7となった4回の守備から“懲罰交代”。その後、1打席限りでの交代を命じたアーロン・ブーン監督のもとに出向き、口論する様子が中継に映し出された。

 試合後、落ち着きを取り戻したトーレスは「一瞬、本塁打だと思ったが、ただのシングルだった。あの瞬間、彼(ブーン監督)は正しいことをしたと思う。今夜の自分の行動を、特にファンやチームメートのために本当に申し訳なく思っている。私も人間だし、ミスもした。今夜の行動から私は多くのことを学ぶつもりだ」と神妙な面持ちで語った。一方のブーン監督は「その瞬間、そうする必要があると感じた。これで終わりだ。(本人に)言いたいことは言ったし、明確になった。彼とは話をしたし、これが我々全員にとって素晴らしい学びの瞬間になることを願っている」と説明した。

 トーレスは昨季まで2年連続20本塁打をマークした。今季は10本塁打こそ放つが、打率.233、二塁手としてリーグ最多14失策と低迷している。

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