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大堀彩、初出場の五輪は準々決勝敗退 元世界女王に歯が立たず シングルス日本勢は終戦

スポニチアネックス / 2024年8月3日 18時49分

<パリ五輪・バドミントン女子シングルス準々決勝>第1ゲーム、得点を奪われる大堀(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パリ五輪第9日 バドミントン 女子シングルス準々決勝(2024年8月3日 ポルトドラシャペル・アリーナ)

 バドミントンの女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク10位の大堀彩(27=トナミ運輸)は同4位で16年リオデジャネイロ五輪金メダルのカロリーナ・マリン(31=スペイン)に13―21、14―21でストレート負けし、準決勝進出を逃した。大堀の敗退により、シングルスの日本勢は男女全員が姿を消した。

 初出場の五輪で4強入りはならなかった。同じ攻撃型のサウスポー対決で元世界女王マリンに試合をコントロールされた。第1ゲーム序盤こそ強烈なストレートショットが決まったが、ラリーでなかなか流れをつかめずミスを誘われた。第1ゲームは13―17から5連続失点で落とし、第2ゲームは序盤の0―4から懸命に追いかけたものの届かなかった。

 福島県会津若松市出身。父・均さんは日体大、トナミ運輸で活躍した。母・麻紀さんも元実業団選手。幼い頃は父が指導する学校に連れていかれシャトルで遊んだ。6歳でバドミントンを始めたのは自然な流れだった。

 富岡第一中に進むと、長身と左利きの強みを生かしたプレーで台頭。3年時には全中で団体、個人で日本一になった。均さんが監督を務める富岡高に進学すると、父の指導を受けてさらに成長を遂げ、2年時の13年には日本人で初めてアジアユース選手権シングルスで優勝を飾った。

 高校卒業後はNTT東日本に入社。16年にはかつて父が在籍したトナミ運輸に移籍した。17年には均さんも同社コーチに就任。18年にはA代表入りし、二人三脚で東京五輪出場を目指した。

 しかし2学年上の奥原希望、1学年下の山口茜が世界で活躍する中で3番手から抜け出せず、21年にB代表へ降格。目標だった東京五輪出場を逃した。

 失意の中、引退も考えたが「負けたくない」と生来の負けず嫌いの性格で再挑戦を決意。パリ五輪の選考レースも、し烈だった。奥原と最後まで競り合ったが、23年アジア大会で個人戦銅メダルを獲得し、今年2月のタイ・マスターズでは奥原との直接対決を制し、5年ぶりに国際大会制覇。ライバルを振り切って切符を手にし、初出場の五輪でも8強まで勝ち進んだ。

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