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古賀紗理那 主将の重圧解き放つ16得点「バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」

スポニチアネックス / 2024年8月3日 21時46分

<日本・ケニア>試合後、笑顔で記念撮影する日本女子代表の選手、スタッフたち(ロイター)

 ◇パリ五輪第9日 バレーボール女子1次リーグB組 日本―ケニア(2024年8月3日 パリ南アリーナ)

 12年ロンドン五輪の銅メダル以来12年ぶりのメダル獲得を目指す世界ランキング7位の日本は、1次リーグ最終戦で同20位のケニアと対戦し、3―0のストレートで今大会初勝利。1勝2敗で勝ち点3の同組3位となり、準々決勝進出へ望みをつないだ。あす4日に行われるC組最終戦で開催国フランスが同6位の米国にストレート勝ちすれば、セット率で上回る日本の8強が決まる。

 今大会をもって現役引退を表明している古賀紗理那は勝利を決めたあと、あふれる思いを抑えることはできなかった。コート上で選手、スタッフ全員で写真撮影した後にコートに突っ伏して号泣した。

 8強に望みをつなぐためには1セットも落とすことはできなかった試合でチーム最多となる16点を挙げ「今日勝って、最後かもしれないし、最後じゃないかもしれないっていうところで、みんなで気持ち立て直して勝ててよかった」と振り返った。

 3試合連続チーム最多得点を記録したエースで主将。大黒柱としてチームをけん引したが「今日はキャプテンとかそういうのを考えずに、バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」と、最後となるかもしれない舞台を楽しむことに徹していた。

 4日に行われるC組最終戦のフランス―米国の結果にゆだねられた8強進出の可能性。「今日が最後だったかもしれないし、次、最後じゃないかもしれない。もう一回しっかり気持ち入れて頑張りたい」と奇跡を信じて待つ。

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