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なでしこ藤野、大会中に原因不明の痛みと戦っていたこと明かす「歩行も難しいくらい」 米国戦は強行出場

スポニチアネックス / 2024年8月4日 3時28分

ボールを追う藤野(ロイター)

 ◇パリ五輪第9日 サッカー女子準々決勝 日本1―0米国(2024年8月3日 パルク・デ・プランス競技場)

 パリ五輪サッカー女子は3日、準々決勝が行われ、世界ランク7位・日本「なでしこジャパン」は史上最多4度の優勝を誇る同5位・米国に延長戦の末、0―1で敗れた。2大会連続の8強での敗退。MF藤野あおば(20=マンチェスターC)は原因不明の痛みに耐えながら強行出場したと明かした。

 1次リーグ第2戦から2戦連続でベンチ外が続いていた藤野。この日は初戦のスペイン戦以来、3戦ぶりに先発し、後半35分までプレーした。初戦こそFK弾を決めたが、今大会は2試合出場1得点。涙を浮かべる選手もいる中、取材エリアでは静かに反省と後悔の言葉を並べた。

 「形として何か結果を残したいと思ってましたけど、(自分が)浅はかだったと感じている。自分が(米国戦登録メンバーに)入ることによって入れない選手もいる中で何もできずにベンチに下がった。何やってきたんだろうと思う。悔しい気持ちはあるし、自分も一緒に泣いて悔しがりたいけど、そこまでの資格がない」

 第2戦のブラジル戦でベンチから外れると、移動の際には右足だけサンダルを履き、松葉づえを持っていた。試合や練習中のケガではなく、初戦後に突然、痛みを感じたという。負傷部位は足の母趾(ぼし)であることを明かし「歩行も難しいくらいの痛み。TUE(治療目的の特例措置)申請を挟みながら(痛み止めの)注射を行って、物理的に痛みを感じないようにさせていた。原因もまだ分かってない」と説明した。

 今後の治療などについては「原因が分からない以上、どういう対策したらいいのか正直分からないので、状態を確認しながら。もしかしたらオペする可能性もなくはないと思うし、ベストな選択を探り、いろいろな人に相談しながら一番いい選択をしたい」と話した。

 負傷により満足のいく夢舞台とはならなかったが、鮮やかなFK弾は武器になることを証明した。藤野は「より強く、うまく、チームを支えられるような選手になりたい」と誓った。

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